不安が続くとうつ病?不安障害のチェックリスト
あなたは今、何か不安なことがありますか?
現在は世界中がコロナ禍で誰でも不安材料がたくさんありますよね。
とくに、日本人って世界的に見ても不安症の人、心配性の人が多いそうですよ。
もちろん、私もその一人です。
日々のちょっとした不安ならまだしも、あまりにも毎日のように不安な気持ちが続くと不安障害という病気を引き起こしてしまいます。
そして、不安障害からうつ病も併発してしまうことがあるのだとか。
そこで、今回はあなたのその症状が不安障害なのかチェックリストを考えてみました。
ぜひ、試してみてくださいね♪
不安障害のチェックリスト
不安障害って昔はよく「あがり症」といわれていたような気がするのですが、最近は聞きませんよね。
ここでは、不安障害のチェックリストを見ていきましょう。
全般性不安障害&社会不安障害のチェックリスト
不安障害は大きく分けると、全般性不安障害、社会不安障害、パニック障害、強迫性障害の4つになります。
ここでは、全般性障害と社会不安障害をチェックしていきましょう。
・全般性不安障害
誰しもが感じる不安ですが、強く継続的に苦しめられるのが全般性不安障害といいます。
1.日々の何気ない出来事に過敏に反応して心配してしまいますか?
2.毎日のように、漠然とした不安感に襲われますか?
3.物事を悪いほうへ悪いほうへと思い込んでしまいますか?
4.いつもソワソワ落ち着かないですか?
5.どこかに出かけるときは必ずトイレを済まして行きますか?
6.電車やバスなどに乗るのが怖いですか?
・社会不安障害
人とのかかわりで苦痛を感じる状態を社会不安障害といいます。
1.人前の出るとは顔が赤くなりますか?
2.人と接すとき緊張しますか?
3.電話のベルが鳴るだけで緊張しますか?電話に出ると声が出なかったり上ずったりしますか?
4.会議など大勢の前でスピーチをしなければならないと思っただけで緊張したり頭の中が真っ白になりますか?
5.人と一緒に食事をすると恐怖を感じますか?
6.自分の体が臭うのではないかと恐怖を感じますか?
7.人と一緒にいると緊張してしまい異常な汗をかいてしまいますか?
8.人前、とくに会社の上司などに見られていると思うと緊張で手が震えてしまいますか?
9.電車やエレベーターなど複数の人と一緒にいるとお腹が鳴ってしまうのではないかと緊張しますか?
これって私なんかでも思い当たる節はいくつかありますね~。
あ~、やっぱりないかな、歳のせいで図々しくなって人前が恥ずかしいとか緊張することなんかなくなりました(笑)
ここでは、全般性不安障害と社会不安障害の各項目2つ以上思い当たるな~という人は不安障害の疑いがあるようですよ。
全般性不安障害は家で一人でいても不安な気持ちに襲われるし
社会不安障害の場合では自分一人のときは大丈夫なのに人前では緊張してしまうということになるのかしら?
でも、不安な気持ちを持つって大事なことだと思いませんか?
不安がなくなると、横断歩道を信号が赤でも渡っちゃいますからね(笑)
不安があるからこそ、自分の身を自分で守ることができるのです!
成功経験より失敗経験
私はちょっとだけ投資をやっているのですが、投資の勉強をしていて気になることがありました。
それは、人は儲けた喜びより損した不快感のほうが強く感じるという心理です。
たとえば、投資で10万円儲けた喜びよりも5万円損した不快感のほうが強く印象に残る。
これと同じようなことで、日本人の心理として当てはまることがあります。
それが、日本人は成功より失敗のほうが印象に残りやすい人種だということです。
(下記のアンケートは、キーマンズネットが実施したもので回答者は544人でした。)
アンケートは、仕事で成功経験と失敗経験でどちらが思い出深いかを調査したものです。
結果は見ての通り、失敗経験のほうが思い出に残る人が65%、成功経験のほうが思い出に残る人が35%でした。
失敗は成功の基とはいいますが、なぜ、このような結果になったのでしょう。
考え方は人それぞれですが、私は日本人の不安症、心配性な性分が関係しているのではないかと思います。
日本人は、「失敗をしないようにしないように」と考える人がほとんどですよね。
そのせいか、あまりチャレンジを好まないようです。
小さなころから、親や先生に失敗しないように気をつけることを叩きこまれ
成功すれば褒め称え、失敗すると責められることもあったのではないでしょうか?
そんな経験から、失敗を必要以上に恐れてしまう。
その経験が、人をさらに不安な気持ちにさせてしまうのではないでしょうか。
そして、必要以上に失敗を恐れるあまり、人前では上がってしまい緊張してしまう、やがては不安障害という病気を患ってしまうことも。
元々の性格もありますが、社会不安障害については慣れ、経験を積むことで少しは克服されるような気がするのですが...。
どんなに自分に自信がある人でも、仕事を覚えるまでは不安や緊張があると思います。
そんな中で何回も失敗を経験し、やがて失敗をバネして成功へと結びつくものですよね。
不安が続くとうつ病?
うつ病や不安障害のような精神疾患は一見、同じように思ってしまう人もいるようですが
実は全然、違う病気だということを知っていますか?
では、どのように違うのでしょう。
うつ病とは
うつ病については、これまでにもお伝えしてきましたね。
毎日のように強い悲しみ、気分の落ち込みなど抑うつ感に襲われ、不眠障害、意欲や集中力も低下
また、食欲低下、頭痛、腹痛など身体的な不調を引き起こすこともあります。
上記の症状に加え、希死念慮や自殺念慮など死にたいと考えるようになることもあります。
うつ病については下の記事にも書いてあるので参考にしてくださいね▼
起きれない!やる気が出ない。うつ病の初期症状6項目でチェック!
また、うつ病に使われている薬は、主に脳内のセロトニン濃度を上げるためのセロトニン再取り込み阻害薬SSRIです。
うつ病の治療に効果的だとされている薬物療法ですが、その効果が現れるには4~8週間はかかるといわれています。
うつ病の治し方や薬物療法については下の記事にも書いてあるので参考にしてくださいね▼
不安障害とは
日本人に多いといわれる心配性や不安症の症状とはどのようなことなのでしょう。
また、なぜ日本人は心配性や不安症が多いのか脳の仕組みについては下の記事に書いてあるので参考にしてくださいね▼
(上記の記事ではうつ病になりやすいと紹介していますが、その理由として不安な気持ちになりやすいことも付け加えておきます。)
精神的症状
・大したことでもないのに取り越し苦労してしまう
・いつも緊張していてリラックスできない
・イライラしたりソワソワしてることが多い
・自分の体が自分の体でないような気がする
・疲れやすい
・不眠
身体的症状
・頭痛、頭が圧迫されているような気がする
・めまいや頭がクラクラするように感じる
・緊張感、しびれがある
・便秘、下痢
・頻尿
このような症状はもしかしたら誰にでもあるかもしれません。
私なんかも心配の先取りをしてしまい、いつも不安な気持ちが拭えません。
日常的にあることなので、自分でも不安障害になっているなんて気がつかないこともあるでしょう。
しかし、このような症状が出て、2週間以上にわたり日常生活が困難になったという場合は不安障害の可能性があるようです。
不安障害の薬はベンゾジアゼピン系抗不安薬が使われます。
うつ病の薬物療法とは違い、比較的すぐに効果が現れることが期待できますよ。
そして、その人の症状に合わせたお薬を処方してくれるので
たとえば、「明日は大事な会議がある」という人はそれに合わせたお薬を服用すれば不安感を取り除くことができるようです。
ただし、ベンゾジアゼピン系は長期間または多量の使用で耐性や依存性が生じるという副作用があるので注意が必要です。
不安障害の人は将来のことを不安に思い、うつ病の人は過去のことを引きずる傾向にあるようです。
また、不安障害の人は不安材料から離れると症状が軽減されますが
うつ病の人は、原因となるストレスから離れても症状が軽減されないのが特徴です。
とはいえ、不安障害が続くとうつ病に移行してしまうこともあるので
毎日の不安が長引き日常生活にも影響を及ぼすようなら、うつ病と同じ精神科や心療内科を受診してくださいね。
これについては下の記事にも書いてあるので参考にしてくださいね▼
うつ病と不安障害は症状も重なることがあるので判断しづらいですが、どちらもセロトニン不足が関係しています。
セロトニンと脳の関係については下の記事に詳しく書いてあるので参考にしてくださいね▼
普段、自分はちょっと心配性だな、不安な気持ちが激しいなと感じるなら、もしかしてセロトニンを意識すると改善するかもしれませんよ。
人生は1度きりです、同じ生きるなら少しでも笑って過ごしたいですよね。
今日も最後までお読みくださりありがとうございました。
皆さまの精神と身体の健康を心からお祈り申し上げます。
webライターやってます。