アルコール依存症を克服した60歳主婦の奇跡の備忘録

うつ病と統合失調証は真逆の病気?二つの病気の違いとは?

 
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ド貧乏な家に生まれ、両親は離婚して更にド貧乏。やっと小金持ちの男と結婚できたと思ったらちょっとアウトローな男だった。 幼少期から、アル中になる素質、深い闇はあったのかもしれないけれど、結婚生活のさなか、キッチンドランカーから本格的なアル中に。子供3人育てながら毎日お酒、飲んでました…。あれからウン十年、今は全く飲んでいません。少しだけ幸せになれました。

医者でもない私が脳の病気に関してあれこれ言うのはおこがましいのですが

うつ病や統合失調症などの脳の病気って検索してみても理解しづらく、判断が難しい病気ではありませんか?

もしかして、私ってうつ病?

もしかして、俺って統合失調症?

と、自分が何の病気だかわからない人もたくさんいると思うのです。

そこで、私の拙い知識ですが少しでも参考になればと思い、今日も書かせていただきます。(もちろん、調べています)

今日はうつ病と統合失調症の違いについて調べてみたので

ぜひ、ご覧くださいね♪

うつ病と統合失調症は真逆の病気?

うつ病の症状というと、一般的には強い悲しみや気分の落ち込みなどでいつも抑うつ気分が現れることだと言われていますよね。

こう見ると、統合失調症の症状と真逆でもないような気がするのですが。

まずは、それぞれの症状を比べてみました。

うつ病の症状

私もアルコール依存症によるうつ病になったことがあるので、まったくうつ病の人の気持ちがわからないでもないと思っています。

それでも、うつ病のつらさは当人でないとわかりませんよね。

まずは、1日中気分が落ち込んでお布団からも出れない状態。

やる気がでない、眠れない、頑張ろうと思っても頑張れない。

そんな自分が情けなくなり自己嫌悪に陥りさらに気分が落ち込んでしまうようです。

そして、近年では非定型うつ病という新しい形のうつ病さんも増えているのだとか。

非定型うつ病は新型うつ病とも呼ばれているようですが、詳しい症状については下の記事に詳しく書いてあるので参考にしてくださいね▼

ある日の朝突然起きれなくなった!これってうつ病?他の病気?

そしてそして、もう1つうつ病さんには厄介なことが...

うつ病の患者さんでも10人中1人か2人の割合で双極性障害(躁うつ病)という病気を併発してしまうことがあるのです。

もし、双極性障害であっても、最初から躁状態で受診した場合は双極性障害と診断されるようですが

うつ状態のときに受診すると多くはうつ病と診断されてしまいます。

それ程、双極性障害の診断は難しく、きちんと診断がつくまでには約4~10年程かかると言われているようです。

その双極性障害の症状は、まるでうつ状態のときとは人が変わってしまったように気分が高まり、異常にハイテンションな状態に。

自分は何でもできると思い込む、眠らなくても平気といった症状の他に

突然、行動的になり高額な買い物をしてしまったり、暴言を吐いて口論となることもあります。

双極性障害はこのようなハイテンションな躁状態と気分が落ち込むうつ状態を繰り返してしまう病気です。

ちなみに、うつ病なのか自律神経の病気なのかわからないという人は下の記事に詳しく書いてあるので参考にしてくださいね▼

これってうつ病?それとも自律神経?わからないんだけど!

統合失調症の症状

そもそも、統合失調症とはどんな病気なのでしょう。

統合失調症は考え方や感じ方、行動などが上手くまとめられなくなる病気だとされています。

だいたい100人に1人くらいの割合でかかることがあるようです。

その多くは思春期から40歳くらいまでの時期に発症しますが、発症の原因はまだ詳しくはわかっていません。

しかし、投薬治療やリハビリなどで回復することができる病気でもあります。

統合失調症の症状は、大きく分けると次の3つになります。

1.陽性症状:妄想、幻覚、思考障害

2.陰性症状:感情の平板化、思考の貧困、意欲の欠如、自閉

3.認知機能障害:注意・集中力の低下、判断力の低下

この症状をパッと見ただけでもうつ病や双極性障害に似た症状がありますよね。

では、もう少し詳しく見ていきましょう。

二つの病気の違いとは

素人?のちょっと見ではうつ病と統合失調症の違いが難しいようです。

だって、症状が重なっていませんか?

それでは、どんなことが重なっているのか見てみましょう。

気分障害に似た症状

気分の変動によって起き、日常生活に支障を来してしまう抑うつ症状の病気をうつ病といいます。

そんなうつ病に似た統合失調症の症状が陰性症状である、思考の貧困、意欲の欠如、自閉などはうつ病の症状だとは思いませんか?

つまり、考えようとしても、頑張ってやろうとしても、自分の殻に閉じこもってしまううつ病さん。

どんなに元気を出そうと思っても力が湧いてこないのですよね。

統合失調症の人も陰性症状の状態はうつ病の人と同じような苦しみがあります。

しかし、統合失調症の陽性症状のときは双極性障害の躁の状態に。

つまり、ハイテンションになってしまうということ。

う~む、ますます判断が難しい病気のようですね。

ところが、はっきり言えることは

うつ病の障害は気分であることに対して、統合失調症の障害は思考だということです。

お医者さんはどのように診断するのでしょう。

二つの病気の判断(鑑別)

うつ病や双極性障害の人は、気分によって症状も変動することが特徴的。

しかし、統合失調症の人は気分ではなく思考に症状が現れることからうつ病や双極性障害の人とは違うと判断がつくようです。

まず、うつ病だけの人はテンションあがりません、常に落ち込んだ気分でいます。

統合失調症の陽性的な症状は現れないはずです。

そして、曲者(くせもの)は双極性障害の症状

統合失調症の陰性症状も陽性症状にも似た症状があるんですもの。

では、どうやって見分けるのか?

双極性障害とは躁うつ病であり、躁の状態とうつの状態がハッキリと別れ

その躁状態とうつ状態の間には正常な機能レベルにまで回復することがあるのだとか!

ところが、統合失調症の人の場合は

そのような状態になることは滅多になく、正常な機能のレベルにまで回復することはないのだそうです。

ということは、統合失調症の症状ってうつ病の真逆もあり得るし、とっても似てることもあるってこと?

自身の判断は難しいようですよ~。

統合失調症の特徴的な症状

そうは言え、うつ病の症状にも人に悪口を言われているんじゃないか、誰かにつけ狙われるのではないかなど

統合失調症の症状と極似していることがありますよね。

では、統合失調症の特徴的な症状を詳しく見ていきましょう。

陽性症状

私がアルコール専門クリニックに通っているころ、お仲間に

当人はアルコール依存症で奥さまが統合失調症という方がいました。

ミーティングで話を聞くと、「妻が見えないものに対して火を点けたりしてしまうので目が離せなくて困っています」

と、話されていました。

そう、統合失調症の患者さんは現実には起こってないことが見えてしまったりする幻覚があります。

また、人が自分の悪口を言っている、騙されているといった被害妄想や自分はある会社の社長だと誇大妄想を抱いてしまうこともあるようです。

他には、自分が誰かに支配されている、操られているように感じる、とにかく自分の思考ではなく他人にさせられている思考にあります。

そんな思考だからなのか、考え方にまとまりがなく辻褄(つじつま)も合わず、周囲の人が理解できないほど支離滅裂な会話になることも。

そうかと思えば、突然興奮してキレたかのように大声を出したり、反対に全然反応を示さなくなることもあるようです。

陰性症状

陽性症状のときは問題はあるようですが比較的、元気な状態ですよね。

それが陰性症状のときには、外界への関心がまったく失われてしまったようになります。

これが最もうつ症状と良く似ている意欲の減退ですよね。

集中力も低下してしまいます。

また、思考力も低下してしまい、会話が成立しないことも。

自閉的にもなり1日中お布団の中にいることもあるようでうつ病の症状と似すぎではありませんか?

認知機能障害

ここがうつ病との大きな違いだと思うのですが、統合失調症の症状は

記憶、思考、理解、計算、学習などの知的機能にも支障がみられるようです。

これはちょっと、日常生活を送る中で困ってしまいますよね。

過去の記憶や学習などに影響が出ると、これまでに積み上げてきた生活の基盤も崩れてしまいそうです。

そんな統合失調症の人はますます不安が生じ、幻覚や妄想などにより周囲の人への不信感も膨らんできます。

まずは、家族や友達など周りの人が統合失調症という病気を理解し、ご本人に寄り添っていただきたいと思います。

ここまでを振り返ると、うつ病と統合失調症はまるで真逆とも言えませんが

統合失調症は気分の障害ではなく思考の障害であること、そして心の病気ではなく脳の病気であることが理解できたと思います。

世間では統合失調症の人を一括りにしてしまいがちですが、症状は人によってまちまちです。

うつ病も統合失調症も脳の病気なので病院を受診し、適切な治療をすれば回復が可能です。

家族や身近にいる人は、うつ病や統合失調証の人に対する偏見を失くし

まずは病気を理解することから始めていただきたいと思います。

どちらも脳の病気ですが、患者さんの心は冷え切っています。

どうかあなたの暖かい声で、手で、凍えてしまった心を溶かしてあげてくださいね。

私も心がけたいと思います。

今日も最後までお読みくださりありがとうございました。

皆さまの精神と身体の健康を心からお祈り申し上げます。

 

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