アルコール依存症を克服した60歳主婦の奇跡の備忘録

アルコール依存症は脳を小さくしてしまうの?実際にMRIやってみました

 
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ド貧乏な家に生まれ、両親は離婚して更にド貧乏。やっと小金持ちの男と結婚できたと思ったらちょっとアウトローな男だった。 幼少期から、アル中になる素質、深い闇はあったのかもしれないけれど、結婚生活のさなか、キッチンドランカーから本格的なアル中に。子供3人育てながら毎日お酒、飲んでました…。あれからウン十年、今は全く飲んでいません。少しだけ幸せになれました。

 

私がまだアルコール依存症だと診断される前は、あまりにもお酒が飲みたくて本当にこれは頭がおかしくなってしまったのだと思っていました。

自分がおかしくなったと思ったのは、やっぱりうつのような症状が始まってからでした。

何で、こんなにお酒のことばかり考えてしまうのだろう、何で、こんなに気持ちが重いのだろう。

頭の中は「お酒、お酒、お酒が飲みたい。お酒をどうやって飲もう。どこで買おう。」

常にそんなことばかりが脳を占領しているのです。

それで出た結論は「そうだ!きっと私の頭はおかしくなってしまったんだ!」でした。

 

 

 

お酒に囚われてしまった脳は!

 

 

知りませんでした、アルコール依存症なんていう言葉もそんな病気も。

お酒ばかり飲んでいるのは、おじさん限定でアル中と呼ばれている人だけだと思っていました。

 

だから、自分がそのアル中になっているなんて想像もしてなかったんです。

 

それでも、自分の思い、考え方、行動がおかしいのだとは感じていたんです。

起きている間は一瞬たりとも、お酒が手放せないんです。

頭の中はお酒のことでいっぱいだから、余計なことが考えられないんです。

 

おかしいですよね?

誰が考えても、誰が見てもおかしいですよね?

まだ、気が付きません、自分がアル中だなんて。

ましてや、聞いたこともないアルコール依存症だなんて。

 

だから行ったんです。

○○科へ行って相談しました。

○○科って書くのは...自分でも覚えてないんです。

でも、たぶんちゃんとした病院でした。

結果は「ノイローゼ」だと言うことでした。(そういえば、最近ノイローゼって聞きませんよね。)

まぁ、そうだとも言えるので、その時はそれで納得したのかな~?

 

 

アルコール依存症と脳の関係

 

 

結論から言うと、アルコール依存症の脳は委縮します。(脳の容積が減少してしまうことを脳委縮といいます。)

 

脳の萎縮は年齢とともに誰でもするものです。

でも、「酒飲みは10年早く脳萎縮が進む」という研究データがあるそうです。

そして、その境目が日本酒換算で1日2合、そんな量は笑ってしまうくらい少ないですよね。

 

「あ~、どうも私の考え方って大人っぽいな」 なんて思っていたら、ただの脳萎縮が10年進んでいただけだったのね~、なんてね(笑)

 

私が通っていたアルコール専門クリニックの院長先生が

「アルコール依存症の脳は委縮するけど、アルコールをやめれば徐々に回復する。」

と、どこか?の学会で発表したようです。

事実、アルコール依存症の脳の萎縮は断酒すれば数ヶ月後には回復していくと言われています。

 

 

脳のMRI撮ってみました!

 

 

以前、頭がおかしくなったと思い〇〇病院で診てもらったのですが、結果は謎でした。

やっぱり、ノイローゼだということだけじゃ物足りなく、もう一度診てもらうことにしました。

確かあれは、膵炎でぶっ倒れて入院した時です。

まだ自分の頭がおかしいと思っていたので真剣に相談してMRIを撮ることにしました。

もちろん?やっぱり?

「脳の萎縮」なんていう言葉も病気も知りません。

ただただ、おかしくなったのだと。

 

結果はOKでした。

年齢的な萎縮はあるけど、特に問題はないと診断されました。

正直、良かった~って思いましたが、まだ萎縮が分かっていない(笑)

 

萎縮なんていう言葉は普段あまり使わないし余程、健康に気を使っている人じゃないと知らないと思うのですが、どうなんでしょう。

 

程度の差はあるかもしれませんが、安心してください、アルコール依存症の皆さん!

 

断酒、お酒をやめれば脳の萎縮も徐々に回復するのです。

反対に飲み続けていれば、脳の萎縮は進行するのです。

どちらが良いか、悩む余地はありませんよね!!

 

さあ、今この瞬間からお酒をやめて、脳の委縮を回復させてあげましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ド貧乏な家に生まれ、両親は離婚して更にド貧乏。やっと小金持ちの男と結婚できたと思ったらちょっとアウトローな男だった。 幼少期から、アル中になる素質、深い闇はあったのかもしれないけれど、結婚生活のさなか、キッチンドランカーから本格的なアル中に。子供3人育てながら毎日お酒、飲んでました…。あれからウン十年、今は全く飲んでいません。少しだけ幸せになれました。

Comment

  1. 中矢貴康 より:

    アルコール依存と糖尿病です。🙇私は一人で断酒断煙しています。🙇酒やタバコに変わる事は、ウオーキングや筋トレ💪していますね。🙇自助会は辞めましたですね。断酒断煙して、1年11 ヶ月ですね。あと5日です。身体的回復は、早いです。精神的回復はなかなかですね。🙇

    • バービー@元アル中 より:

      ごめんなさい!
      今までコメントの見方、仕方が良く分からなくてお返事できませんでした!
      もう何ヶ月も...。
      本当にごめんなさい。
      断酒断煙なさっているんですね。
      私と同じ糖尿病でウォーキングや筋トレをしているとか。
      断酒にはこれが1番ですよね。
      お互い、完治しない病気を2つ抱えてしまっているけど、これからも頑張って明るく生きていきましょう!
      コメント、ありがとうございました!

  2. はるか より:

    ばびにゃん、質問です。

    膵臓で入院したときは、お酒もたくさん飲んでた頃ですか。それでも脳は年齢的なダメージだけだったんですか。

    飲まなくなって三年経ってMRIを撮りました。
    同じく、年齢的ダメージはあるけれど、問題なしでした。
    やめる前に撮っていたら萎縮していたのでしょうか。

    • バービー@元アル中 より:

      ハルぴょん、質問にお答えします。
      そうです、私はバリバリ飲んでてMRIを撮りました。
      飲まなくなって3年で撮ったんですね。
      ブログにも書きましたけど、飲まなければ回復するんですよね。
      やめる前に撮っていたら委縮していたかどうかは、どれぐらい飲んでいたか、どれぐらいダメージがあったかによると思うので私には何ともお答えできかねます^_^;
      どちらにせよ、お酒をやめることができて委縮も認められなくてよかったです!
      それにしても、年齢的っていくつぐらいなんでしょうね。
      これに懲りず、また、コメントしてくださいね、半年後ぐらいには見てるかもWWW
      本当に、ごめんんさい、ありがとうございました!

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