アルコール依存症を克服した60歳主婦の奇跡の備忘録

アル中歴32年の私がお酒をやめるためにやったこと

2021/07/02
 
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ド貧乏な家に生まれ、両親は離婚して更にド貧乏。やっと小金持ちの男と結婚できたと思ったらちょっとアウトローな男だった。 幼少期から、アル中になる素質、深い闇はあったのかもしれないけれど、結婚生活のさなか、キッチンドランカーから本格的なアル中に。子供3人育てながら毎日お酒、飲んでました…。あれからウン十年、今は全く飲んでいません。少しだけ幸せになれました。

よくアルコール依存症は自分の意思だけでお酒をやめるのは無理だと言われます。

しかし、私はアルコール依存症を治したいと思う意思はとても大事だと感じています。

アルコール依存症を治す(克服する)=お酒をやめるという意思 だと思うのです。

お酒をやめたいと思わなければアルコール依存症は克服できませんよね。

つまり、断酒はお酒をやめたいと思うことから始まるのです。

今日は、アル中歴32年の私がお酒をやめるためにやったことを解説してみました。

ぜひ、ご覧くださいね♪

私がお酒をやめるためにやったこと

今の私は断酒が安定していますが、昔、1年だけ断酒できていたことがあります。

その時は、もうひたすら我慢して飲みたい気持ちを抑えていただけでした。

今回はそろそろ12年の断酒になります。

この断酒が成功するために私はどんなことをやっていたのかお伝えしますね。

お酒は飲まないという意思

まずは、アルコール依存症を克服するという気持ちが必要ですよね。

つまり、お酒を飲まないとする意思。

意思だけでは断酒できないと言いますが、意思もないと断酒はできません。

断酒を決意しても厳しい離脱症状が襲ってきます。

数々の誘惑に負けそうな時もあります。

そんな時に「お酒をやめるんだ!」という強い意思がなければすぐにフラフラっとお酒に手がでてしまいますよね。

意思とは、何かをしようとするときの元となる心持ちだそうです。

アルコール依存症を克服するという思いは、お酒をやめようとするときの元となる心持ちということになります。

何でお酒をやめたいのか、またはやめなくちゃならないのかをよ~く胸に刻んで忘れないようにしたいものです。

つまり、私はアルコール依存症だからお酒をやめるんだ!という確かな意思を持って断酒できました。

アルコール専門病院で治療

お酒をやめる意思が固まったら今度は治療です。

これは意思だけでは解決しないと思っての行動です。

それまでにも内科での治療は受けていましたし、うつ病だと思っていたので精神科にも通っていました。

ですが、うつ病も実はアルコールから来ているんだなとは感じていたのです。

お酒をやめない状態でいくら精神科に通っていても改善しないはずです。

そこからアルコール専門病院につながり、アルコール依存症の治療や勉強をし、ようやくお酒をやめるのは簡単なことではないと知るのでした。

そして、アルコール依存症という病気の知識を得て、デイケアでのプログラムではたくさんの仲間と共有、分かち合いを学びます。

それと同時に、アルコール依存症を続けていることは慢性自殺を意味することなんだなと感じました。

自助会(自助グループ)に通う?

自助会とは、アルコール依存症など何らかの障害や問題などで悩みを抱えている人たちが励まし合いながら

その障害や問題を克服していくための集団をいいます。

私も自助グループのAAに通いました。

自助グループについては下の記事に詳しく書いてあるので参考にしてくださいね▼

自助グループもコロナの影響でオンラインミーテイング?

でも、私の個人的な意見ですが、やはり合う合わないがあると思います。

こんなこと言ったら、「何甘えたこと言ってるの?アルコール依存症には自助会が必須なんだよ!」とお怒りの声が聞こえてきそうですが...

私はあの独特な雰囲気が好きになれませんでした。

自助会に通うことでお酒を飲んでしまいたくなるのです。

耐えられない現実っていうのかな~、ま、言い訳にしかなりませんけどね。

人は人、自分は自分なので私にはTwitterの仲間の意見だけで十分です。

Twitterの仲間の意見も大変ためになるものが多いのでまだお試しでない方はぜひ、参加してみてくださいね!

Twitterの始め方などについては下の記事に詳しく書いてあるので参考にしてくださいね▼

アルコール依存症の再発率は?私はスリップ数十回でした!

私も毎日ツイートしているので良かったらフォローしてくださいね!

バービー@元アル中

これをやったらお酒が止まった

私はお酒をやめるために上記のことをやりました。

でも、正直なところ本当にどうしてお酒が止まったのかはよく分からないのです。

後から考えると、になりますがこれ↓なんだな~。

ウォーキングを始めた

これもこのブログに何回も書いていますが

私のお酒が止まったのは、「ウォーキングを始めたから」としか考えられないのですよね。

たまたま時期が重なったということもあり得ますが、それにしてもウォーキングってすごい効果なんですよ!

ウォーキングの効果については下の記事に詳しく書いてあるので参考にしてくださいね▼

アルコール依存症に効果のある運動7+1選!

でもね、単に運動だけがすごい効果かというと、それだけではないと思うのです。

私はアル中ながらも22年もの間、スポーツクラブに通い続けて有酸素運動はしていたんですよね。(まぁ、半分酔っぱらいながらでしたが)

運動による効果って身体的なことばかりだと思っていましたが、実は精神にも脳にも良いことが解ってきています。

そこなんですよね。

しかも、ウォーキングは外に出て歩くわけだから太陽の陽も浴びるし。

そうすると、幸せホルモンであるセロトニンの恩恵が受けられちゃうというわけ。

セロトニンが分泌されると清々しい気分になるからお酒が必要じゃなくなってくるんですよね。

そして、睡眠に必要とされるホルモン、メラトニンの材料にもセロトニンが必要。

そうなんです、私もウォーキングする前は移眠剤を使っていましたが段々と要らなくなってきたんです。

それに何と言っても運動によって脳にも良い影響が!

有酸素運動することでドーパミンの効果が期待できるんですよ。

ドーパミンとは快楽ホルモンと言われていることはご存知ですよね。

ドーパミンについての詳しくは下の記事に詳しく書いてあるので参考にしてくださいね▼

アルコール依存症によって狂ってしまった脳内麻薬「ドーパミン」ってどんなホルモン?

お酒で半分ぐらい溶けてしまった?脳みそも回復したようで私はこのようにブログも書けています。

また、ウォーキングなどの運動でストレスホルモンのコルチゾールの分泌が抑えられることも解っているんですよ!

今からもしウォーキングを始めようとするなら、朝がおすすめです。

なぜって、これからはますます日差しが強くなるので紫外線が気になりますよね。

1日に15~30分ぐらい早起きして外を歩いてみましょう!

どうですかみなさん、私がしつこいほど運動、とくにウォーキングをおすすめする理由がお分かりいただけたのではないでしょうか!

夢中になれるもの(こと)を見つけた

この時点で私はかなりウォーキングに夢中になれたのですが、それがたまたま断酒につながったので

私の趣味はウオーキングを含めた自主トレということになりました。

趣味と実益ってかなり励みになりますよね。

これでお金が入れば言うことなしなんだけど、そうもいきません(笑)

お金と言えば、お仕事ですが

アルコール依存症でもお仕事している人はたくさんいますよね。

お仕事が忙しくアルコール依存症になってしまう人、あるいはアルコール依存症になってしまったけど治療に専念できない人。

アルコール依存症になりうつ病まで抱えてしまう人も少なくありません。

どうしてもつらいお仕事なら辞めるという選択も視野に入れてみませんか?

最近ではこんな社会復帰という支援もあるようです。

【atGPジョブトレ うつ症状コース】



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体調が安定してないという方には週に3日から通所を開始するなどの段階的な調整も可能となっています。

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神に祈った

そしていよいよ最後は神頼みということです。

私がウォーキングしているのは早朝の遊歩道。

冬には富士山も見えるし、春には桜が咲き、夏は木々に覆われているので涼しく、秋は枯れ葉がロマンチック。

まだ断酒が安定してなかったころは本気で神様にお祈りしていました。

ウォーキングの途中で足を止めてお空の神さまに手を合わせるのです。

「神さま、お願いです。私のお酒をやめさせてください。」

神さまはお忙しいのかなかなか私の願いを叶えてはくださいませんでしたが、とうとう私の願いを叶えてくれる日が訪れたのです!

そう、世の中には私なんかよりずっと苦しんでいて神さまを必要としている人がゴマンといるはず。

でも大丈夫、神さまはちゃんと来てくれます。

自分を信じて待っていれば必ず来てくれるのです、あなたの心の中に棲みついてる神さまが...。

だけど、ちゃんとウォーキングしてないと来てくれないかも(笑)

このようにして、私の長いアル中生活にピリオドを打つことができたのですが、焦ってはダメです。

ウォーキングだって1週間ぐらいやったからって効果の出るものではありません。

お酒をやめるんだ!という強い意思を持って運動しながら神さまに祈る。(かなり欲張り?)

こうやっていくうちに自然とお酒が必要なくなったということになります。

あくまでも結果になるのかな。

人によって効果のほどは違うかもしれないけど、参考にしていただければ幸いです!

ところで皆さん、アルコール依存症をどうにか克服できて断酒継続の願いも叶ったとします。

ですが、果たしてそれだけで幸せでしょうか。

最初は断酒が目標になるかもしれません。

では、何のための断酒でしょう。

きっと、お酒をやめることで幸せになれると思うからではないでしょうか。

ただお酒をやめただけでは幸せは訪れてはくれません。

私はお酒をやめてこんなことにチャレンジしています。

良かったら下の記事を参考にしてくださいね▼

アル中歴32年の私が断酒して幸せな生活を手に入れる為にやったこと

幸せを手に入れる為には断酒だけではなくちょっぴりの努力と笑顔が必要なようですね。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

皆さまの精神と身体の健康を心からお祈り申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ド貧乏な家に生まれ、両親は離婚して更にド貧乏。やっと小金持ちの男と結婚できたと思ったらちょっとアウトローな男だった。 幼少期から、アル中になる素質、深い闇はあったのかもしれないけれど、結婚生活のさなか、キッチンドランカーから本格的なアル中に。子供3人育てながら毎日お酒、飲んでました…。あれからウン十年、今は全く飲んでいません。少しだけ幸せになれました。

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