アルコール依存症だと低血糖になりやすいの?その理由は?
低血糖と、いきなり言っても???になる人もいるかと思います。
まずは、血糖、血糖値のお話からしてみましょう。
私たちは、食べ物からエネルギー源を得ていますよね。そして、そのエネルギー源となる物のほとんどが主食となるご飯やパン、麺類です。
これれらは、要するに炭水化物(糖質)です。
この糖質が食道を通り胃や腸で分解され、ブドウ糖となり肝臓で吸収され血液中を流れ筋肉や臓器でエネルギーとして使われることになります。
この血液中のブドウ糖を血糖といい、その濃さや量を血糖値と表します。
アルコール依存症だと低血糖になりやすいの?
健康な人の血糖値は空腹時で70~110㎎です。
低血糖の数値は個人差もありますが、だいたい70㎎以下ということになります。
私は糖尿病なので、低血糖の経験は何度もあります。
糖尿病も残念なことに、血糖のコントロールが上手くできないのです。
低血糖だなと思って血糖値を測ってみると30だったり60だったりすることがあるのでビックリしてしまいます。
ここで、糖尿病のお話をすると長~くなってしまうので、今日は低血糖だけに絞ってお話したいと思います。
糖尿病でもないのに、アルコール依存症の人が低血糖になりやすいのでしょうか。
アルコール依存症者のほとんどの人は、食事もしないでアルコールを摂取します。
食事どころか、つまみを食べるのももどかしいくらいに、お酒だけを求めます。
もちろん、アルコールにも糖質は含まれているものもあります。(最近では低糖質のアルコールがたくさんあるようですが)
でも、食事と同等ぐらいの糖質はアルコールでは摂取できないでしょう。
人間は、何もせずじっとしているだけでも生命活動を維持するために必要なエネルギーがあるのです。
それを、基礎代謝と言います。
お酒で糖質を摂取したとしても、きっとこの基礎代謝だけでほとんどのエネルギーを使い切ってしまうのではないでしょうか。
ということは、低血糖を起こしても不思議はないですよね。
低血糖の症状ってどんなもの?
先ほども言いましたように、自慢じゃないけど私は糖尿病です、エヘン!
しかも、アルコール依存症から膵臓を壊してしまった糖尿病なんです(泣)
アルコールの飲酒コントロールも難しいですが、糖尿病の血糖コントロールも非常に難しく、私はあれもこれもコントロールできないおバカさんということになります(大泣)
糖尿病歴15年程になりますが、いまだに低血糖を起こしてしまうことがあります。
そうそう、私はインスリンを使っての治療をしています。(1日に1度)
そのインスリンの量に対しての食事での糖質の量が少なすぎると低血糖を起こしてしまうのです。
糖質以外の食べ物でお腹がパンパンになってもダメなのです。
きっと、普通の人はそんない低血糖になることはないと思うのですが、もしなってしまったら危険なので、こんな症状を感じたらすぐに甘いジュースを飲んだり、飴やチョコレートを口に含んでくださいね。
・あくびがひっきりなしに出る。
・めまいやたちくらみがする
・いきなりの怠さを感じる
・動悸がする
・耳鳴りや頭痛がする
なかなか経験がないと分りにくい症状なので、もし、食事をしていなかった、少なかったということがあれば低血糖を疑ってみる必要があります。
そして、アルコール依存症の人、アルコール依存症じゃないけどお酒が大好きな人も食事をしてから飲むようにしてくださいね!(お前に言われたくないって?)
低血糖でぶっ倒れたら大変ですよ!