アルコール依存症を克服した60歳主婦の奇跡の備忘録

半毒親の母との同居・介護を控えて断捨離をはじめました!

 
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ド貧乏な家に生まれ、両親は離婚して更にド貧乏。やっと小金持ちの男と結婚できたと思ったらちょっとアウトローな男だった。 幼少期から、アル中になる素質、深い闇はあったのかもしれないけれど、結婚生活のさなか、キッチンドランカーから本格的なアル中に。子供3人育てながら毎日お酒、飲んでました…。あれからウン十年、今は全く飲んでいません。少しだけ幸せになれました。

さて、半毒親の母との同居・介護をするに当たってしなくてはならないことがあります。

それは、母の引っ越しです。

母は、とある県営住宅に父が亡くなってから約20年間一人暮しをしていました。

一人暮しなんだからさほど物も多くないのでは?

とーーーーーーーんでもない話です(-_-;)(-_-;)(-_-;)

つまり、引っ越し=断捨離!!

母は今82歳_?81歳かな、この年齢の人は断捨離なんて知らない人が多いようです。

とにかく、引っ越しの準備をすることで私は人生で2番目?のピンチに追い込まれることになったのです。

前回の記事はこちらから▼

半毒親の母と同居・介護を決意するまでの私の思い

まずは断捨離から

母は年齢の割には服のセンスも良くおしゃれなお婆さんでした。

それを自分でも自慢してましたけどね。

「この辺じゃ私を知らない人はいないんだから!」と。

そうかいそうかい、ハイハイてなもんですよ(-_-;)

断捨離とは

もうすっかりお馴染みになった「断捨離」という言葉。

数年前に「終活」が流行った時にずいぶんと「断捨離」をされた人もいるのではないでしょうか。

最近ではミニマリストという、あまり物を持たないライフスタイルの人も増えていますよね。

断捨離とは、不要な物を捨て去り物にこだわらない生き方をしていくこと。

ところが、オカン世代の人って

物のない時代に生まれ育ち、物がいくらでも買える時代も過ごしている。

特に、バブルの頃に着物の営業をしていた母は着物も洋服も買いたい放題だったみたいなんです...。

勝気な性格のオカンは毎日、女優顔負けのファッションでドヤ顔をしていたのかも。

ここまでは、私も女の端くれ、気持ちがわからなくもありません。

着物の営業をする前も、中都心にある駅ビルの社員食堂でレジ係をしていたので服装にも気を使ったようです。

今回の同居話が出るまでにも、服や着物がたくさんあるからと

何回かは私の友達に無理やり貰ってもらったり、着物も買い取り業者に来てもらったこともあります。

あ、もちろん私も着れそうな服は貰いましたよ。

でもね、電車に乗って仕事に着ていくような服や着物は普段ボロしか着ない私には無用の長物にしかならないんですよね...

まぁ、その頃から「オカンは少しおかしいのでは?もしかしたら買い物依存症?かな」なんて思っていたんですけどね~。

物がたくさんないと不安な世代

今回のことで、あまりにもショックが大きくて何からお話して良いのか

話があちらこちらに飛んでしまいますがごめんなさい。

オカンは服でも何でも、たくさんないと気が済まないのか

服も同じデザインの物を色違いでとか、ちょっと形が違うだけの服とか

とにかく、とにかくたくさんあるのです。

今ならわかるんですよ、高齢だし。

たとえば、「暖かくなってきたから薄いシャツを着ようかしら?」

「でも、探すのは面倒だから買っちゃえ!」ってね。

ところが、服をたっくさん買ってる時期はまだ40~50歳代くらい。

全然、頭もしっかりしていたはずなんです。

今回、断捨離しただけでも

洋服類(コート・ワンピース・スーツ・セーター・シャツ・スカート・ズボン等々)は軽く1,000枚は超えてました!

なので前回、友達に貰ってもらった物を含めると1,500枚くらいは溜め込んでいたようです。

着物も仕事とはいえ、100枚くらいは持っていたのではないでしょうか。

もちろん、洋服にも着物にもそれに付随する小物(バッグ・靴・草履・アクセサリー類等々)もわんさか、わんさかありました。

(このスカートはほんの、ほんの1部です)

物を捨てられない人は心配性・不安症?

正直なところ私も物を捨てられない人かもしれません。

だって貧乏な家庭で育ったんだもん...(´;ω;`)ウッ…

母の場合も世代でもあるし、ある意味

日本人独特の心配性・不安症の思考が断捨離を邪魔しているのかもしれませんね。

何かあったら困るから

高齢の母は、これまでの長い人生で戦争もオイルショックも震災も経験しています。

貧乏で物が買えないだけじゃなくて、日本中が物不足の時代を知っているだけに

生活用品(トイレットペーパー・ティッシュペーパー・洗剤・タオル等々)も納戸にあふれていました。

調味料も賞味期限が切れたものばかりが所狭しと並んでいたのです。

とにかく、たくさんないと心配・不安

いつも思っているようです「何かあったら困るから」と。

実際はそんなにないんですけどね。

それは、母の脳がマイナス思考になっていて心配性・不安症の傾向が高いからだと思うのですが

日本人に多いというこの心配性・不安症、だから物を捨てられない人も多いのかな、なんて思ってしまいます。

つい先日まで私もそうでしたが、母の断捨離をしているうちに物を捨てることでスッキリ

何だかプラス思考に変わってきた気がする~!

断捨離することで得られるメリットを説明する

今、私のようにお父様やお母様の断捨離をなさっている人もたくさんいるのではないでしょうか。

物を捨てるというと何だか悪いことをしてるように感じるのでしょうね。

特に高齢の方はそうでしょう。

でも、捨てるのは不要な物、必要な物まで捨てるわけではありません。

断捨離といっても意味が伝わらないでしょうし、整理するといっても納得しないかもしれません。

そんな時は

・「物がたくさんあると、何かあった時に逃げられないかもしれないから片付けようね。」

・「物がたくさんあると、探し物をする時に困るから整理しようね。」

・「物がたくさんあると、転んだりして危ないから片付けようね。」

・「物が少ないと、お部屋もスッキリしてキレイになるよ!」

などと、決して責めずに断捨離するメリットを説明すると納得してくれると思いますよ。

でも、捨てるという言葉は使わないほうがいいかもしれませんね。

それでも、うちのオカンは

「その服は病院に行く時にまだ着るんだよ!」と。

「何いってるの、これじゃ病院に365日毎日通っても余るよ!!」

とケンカになりましたけどね(-_-;)

なにはともあれ、高齢者の断捨離は一筋縄ではありません。

思い出のたくさん詰まった物を捨ててしまうことで、母の気持ちに変化が現れてきたようです。

淋しい気持ちなのでしょうか、自分を否定されていると思ったのでしょうか。

次回からは、断捨離の方法と母の心の変化について書いていきたいと思います。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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ド貧乏な家に生まれ、両親は離婚して更にド貧乏。やっと小金持ちの男と結婚できたと思ったらちょっとアウトローな男だった。 幼少期から、アル中になる素質、深い闇はあったのかもしれないけれど、結婚生活のさなか、キッチンドランカーから本格的なアル中に。子供3人育てながら毎日お酒、飲んでました…。あれからウン十年、今は全く飲んでいません。少しだけ幸せになれました。

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