アルコール依存症を克服した60歳主婦の奇跡の備忘録

周りはうんざり!アルコール依存症の問題行動6つ

 
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ド貧乏な家に生まれ、両親は離婚して更にド貧乏。やっと小金持ちの男と結婚できたと思ったらちょっとアウトローな男だった。 幼少期から、アル中になる素質、深い闇はあったのかもしれないけれど、結婚生活のさなか、キッチンドランカーから本格的なアル中に。子供3人育てながら毎日お酒、飲んでました…。あれからウン十年、今は全く飲んでいません。少しだけ幸せになれました。

「あ~、またやっちゃってるわ、私...」

なんて、ありましたよね。

何の話って、お酒を飲んでやらかしてしまったこと。

アル中さんは、お酒を飲むと何かしら問題行動を起こし家族や身近な人に散々迷惑をかけまくっているはず。

私もその一人。

お酒を飲んで訳の分からないことをやらかしてしまうのですから周りの人はうんざりするでしょう。

その問題行動ってどんなこと?

今日は私のやらかしてしまった問題行動を思い出してみたいと思います。

あなたはどんな問題行動で身近な人に迷惑をかけましたか?

アルコール依存症の問題行動

そもそも、アルコール依存症になること自体が問題行動ですからね~。

そこに漏れなく付いてくるうんざりするほどの問題行動ったって...。

まぁ、恥ずかしい過去ですけど晒して(さらして)みたいと思います(-_-;)

問題行動その1.どこでも寝てしまう

別に寝てしまうのはそんなに問題行動ではないと思うのですが

私の記憶の中で「これがアルコール依存症のはじまり」といったことが、どこでも寝てしまうなのです。

あれは確か、今から35年ほど前のことだと思います。

家族でお花見に行き、もちろんまだアル中ではない私は普通に?お酒を飲んだのでしょう。

気持ち良くなり敷いてあったビニールシートで寝てしまったのです。

どんな恥ずかしい格好で寝ていたのか...ご想像にお任せします。

ただ寝てしまっただけだと思うのですが、熟睡していたようで

旦那にひどく怒られました。

「おい、おい!起きろ!こんなところで寝るなんて#$%&~」

何か文句を言っていました。

女のくせにと言ったのか、それとも寝る前にかなり酔った姿を見せていたのか分かりませんが、怒っていました。

そして、家の中でも「何でこんなところに?」というような場所で寝てしまうことが度々ありました。

たとえば、湯船。

もちろん入浴しているのですが、30分経っても1時間経っても出てこない。

ある時は2時間近く出てこないので家族が心配して覗いてみると、しっかりと湯船で寝込んでいたのです。

これは死に直結する行為なので怒られますよね(-_-;)

それから、畳のヘリをまたぐというか部屋の隅でもなくソファーの上でもなくとにかくそこらへん?で寝てしまっているのです。

まるで、突然倒れてしまったように。

そんなの普通じゃないですよね、やっぱりお酒を大量に飲んでいるからとしか考えられませんよね。(他人事ではない!)

問題行動その2.突然泣き出す、笑い出す

酔うと笑い上戸、泣き上戸となる人がいますが、これがしょっちゅうだと呆れられます。

いつもお酒を飲んでいるので感情のコントロールなんかできるわけない。

理性なんかどこかに置いてきてしまったように自分の感情の赴くまま泣いたり笑ったり、おまけに怒ったりね。

ある日、うちの裏のマンションのどこかの部屋が騒がしくてキレた私は窓を開け「うるせぇ!」と怒鳴ってしまったのです。

怒鳴ってしまった相手にというより、自分の住んでいるマンションの人にやはり不信感を与えてしまったでしょうね。

感情の赴くままにと言えば

昔はたまに大人になった子ども達?と外で飲むこともあったのですが笑い過ぎたり泣きすぎたりして

椅子に座っていて後ろに頭からひっくり返っていました。

ああ~、露天風呂に頭から飛び込んだりね...って、やっぱり頭イカレテますよね。

周りからは「ありゃ、お母さんがアル中なんだな。」って思われたはず。

子ども達はうんざりするわな。

問題行動その3.逃走する

毎日毎日、お夕飯をつくる時間になると気持ちが焦ってしまいます。

「あ~今日は何にしよう、買い物に行かなくちゃ。」

「あ~、でもダメ、何にも思い浮かばない、買い物にも行けない。」

だって、しこたま飲んでいるんだもん。

どんどん時間だけが過ぎていく、どんどん飲んでしまう。

「あ~もうダメ!」

そして私は夕飯の支度から逃げるのです、逃走本能?丸出し。

ある日は健康ランドへ、ある日はカラオケボックスへ、あるいは酒場へと流れ者のわ・た・し。

絶対、お酒が飲める環境であることは腐った頭でも考えられたみたい。

そんな時は、「もう、どうだっていい!死んだっていい!」

いつもどうでもいいと思いながら生きていたんですよ、これでも。

それなのに私はまだ図々しく元気100倍で生きている。

現実から逃げたいだけで子ども達のおなかの心配はできなかった。

問題行動その4.約束が守れない

これは、友達にね。

また面倒見の良い人が寄ってくるんだよ、私みたいなダメ人間には。

約束するってったって、無理やりだよね。

向こうはお酒やめないのは意思が弱いからだとか寂しいからだとか勝手に思い込んでいるんだから。

私にしてみれば「もう、いい加減ほっておいてよ!」なんて思っていたんだけど。

でも、誰だってそんな友達がいたらほっておけないですよね。

しかし、避ける私を追い込む友達にこちらも少しうんざりだったのですが...ごめんなさいでした。

周りはうんざり極めつけ問題行動

私はアルコール依存症本人だから、周りがどれぐらいうんざりしてたのかは正直なところ分かりません。

でも、アルコール依存症ならではの症状がうんざりの原因であることは間違いないようです。

ここでは、うんざりでも極めつけの問題行動をご紹介していきたいと思います。

問題行動その5.今日も飲んでる

家族が仕事なり学校なりから帰ってきてみんなまずは私の顔を見ます。

本来なら妻であり母親という存在は家庭の太陽だと言えるでしょう。

そして今日も太陽が明るいと家族のみんなはホッとするはずなのです。

外での嫌なことを忘れさせてくれる太陽、美味しい食べ物を用意して待っててくれる太陽。

それなのに、外から帰ってきて疲れた身体を癒そうにも太陽なんか出てない。

そこにいるのは太陽ではなく、死んだ目をしたナメクジみたいな女が転がっているだけ。

「あ~また今日も飲んでるんだ。」

みんなそこで思考は停止するのでしょう。

もう何の感情も生まれてこなくなるのでしょう。

責めることもしないし、怒ることもしない。

もう、うんっざりするだけ。

ただ、末っ子の次女だけはみんなのそんな感情についてこれないのです。

問題行動その6.いつも死にたいと言っている

こんな私でも、アルコール依存症になる前は明るい酒飲みでした。

やはり、アルコール依存症になってからなのか、なる直前からなのかうつ病を患っていたようです。

そしていつも「死にたい、死にたい、死んでしまいたい。」と口にしていました。

希死念慮ってやつですね。

自分のことを自分でどうにもならなくなって死んでしまいたいと思っていたのか、頭の中を「死にたい、死にたい。」という言葉が渦巻いていました。

下の子はまだ小学5年生ぐらいだったのかな。

そんな毎日がずっと続いていたら、周りはうんざりどころじゃありませんよね。

私のお酒は止まらなくても子ども達は成長してくれました。

でも、オカンがいつもいつも「死にたい、死にたい。」なんて言ってたらたまりません。

上の子二人はもう私を突き放す覚悟でいたのでしょう、私に振り回されることはなかったようですが

末っ子である次女は違いました。

アルコール依存症&うつで病んだ母親を思春期の次女はどう思っていたのでしょう。

次女には私が必要だったのに...私は自分のお酒のことで精一杯でした。

ついに、中学生になった次女は家出を繰り返すようになったのです。

その頃の次女については下の記事に書いてあるので参考にしてくださいね▼

義務教育なのに退学をすると言いだした次女

その後も色々ありましたが、とりあえず娘は落ち着いて家に帰って来てくれました。

私の問題行動で次女がうつに

母親がいつも「死にたい、死にたい。」と言っているのに子どもが明るい性格になるわけありませんよね。

次女は小さい頃はとても明るくて、家の前にある公園ではまるで主のように遊んでいたものです。

母親の問題行動のせいとはいえ、次女自体もうつ病のような状態に。

上記の記事にもありますが、中学生なのに退学したいなんて言い出す始末でした。

とうとう高校への進学も諦めて通信制の学校に決めたのですが...。

結局は続かず、私のアルコール依存症と平行するかのように苦しむばかりの次女。

そのころ、こんな良い制度があったらならどんなに励みになったか!

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何はともあれ子ども達は私を反面教師にして立派に成長してくれました。

散々、問題行動を起こしてうんざりさせたのですが、今では笑い話(なってないなってない)です。

こんなふうに言えるのも今私は断酒ができているからです。

今も問題行動を起こして家族にうんざりさせている方は早いとこ断酒しちゃいましょう。

そして、将来「昔、あんなことあったね、あんなことやらかしたね。」なんて笑い話にできるといいですね!

やっぱり、家族の笑顔が一番!!

私のうんざりするほどの問題行動は果てしなくありましたが本日はこの辺で。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

皆さまの精神と身体の健康を心からお祈り申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ド貧乏な家に生まれ、両親は離婚して更にド貧乏。やっと小金持ちの男と結婚できたと思ったらちょっとアウトローな男だった。 幼少期から、アル中になる素質、深い闇はあったのかもしれないけれど、結婚生活のさなか、キッチンドランカーから本格的なアル中に。子供3人育てながら毎日お酒、飲んでました…。あれからウン十年、今は全く飲んでいません。少しだけ幸せになれました。

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