酔っ払って失禁は笑えない!アルコール依存症かもしれません
こんにちは、アルコール依存症のバービーです。
桜が咲いたと喜んでいたら、もう桜吹雪があちらこちらで舞っていますね。
このように季節の移り変わりを感じることは、アル中さんにとって回復のバロメーターとなるのではないでしょうか。
ところで皆さん、お酒を飲みすぎて失禁したことはありますか?
ここだけの話、私はあります。
いくらアル中でも、これはちょっと笑えませんよね。
今日は、アルコール依存症と失禁について考えてみました。
ぜひ、ご覧くださいね♪
目次
なぜ、失禁してしまうのか
失禁とは、普通はオシッコを漏らしてしまうことですよね。
お酒を飲むとオシッコガ近くなるからトイレまで間に合わなくて漏らすのとは違うようですが、どんな状態を失禁と言うのでしょう。
尿失禁の原因
失禁ってオシッコのほうを漏らすことで尿失禁というようです。
そして、その病気を尿失禁症といい、一般的には自分の意思とは関係なく尿が漏れ出てしまう病気のことを表します。
ですが、ここで言いたいのは病気ではない尿失禁、お酒によるオシッコ漏らしです。(これもある意味、病気?)
なぜ、お酒を飲みすぎるとオシッコが出ちゃうのでしょう。
そう言えば、アルコール専門クリニックでのミーティングや自助会でもたくさんの方が尿失禁の経験があるとお話されてましたっけ。(お前もだろ!)
お酒による尿失禁の原因は、脳の意識レベルが下がってしまうことで起こるようです。
つまり、意識がなくなるほど飲んでしまっているということ?
アルコール依存症はもちろん、お酒をいっぺんにたくさん飲んでしまうアルコール中毒にもある症状です。
最近はあまり聞きませんが、ひと昔前は若者の一気飲みなどを強要してアルコール中毒になり命を失うこともありました。
いわゆる、お酒による昏睡状態に陥ってしまうのです。
どれほど飲むと失禁するの?
アルコール依存症さんにも色々なタイプの人がいます。
毎日、倒れるまで飲んでしまう人。
毎日は飲まないが飲むと止まらない人。
毎日、朝からチビチビ飲む人。
オシッコ漏らしちゃうまで飲んじゃうってどんな人なのかしら(笑)
実は、私もその一人です。
でも、言い訳するわけではありませんが
私の場合は、決して意識がなくなったわけではないんです。
酔いすぎて動けなくなったから...同じか!
てか、動くのが面倒になったから...やっぱりダメ!
こんな状態になるまで飲むというのはどんだけ~。
アルコール血中濃度と脳の関係
先日のブログで晩酌する人はアルコール依存症なのかという記事を書きました。
詳しくは下の記事をご覧くださいね▼
晩酌している人はみんなアル中なの?アルコール依存症と晩酌の違い
晩酌でもビール中瓶1本程度ならアルコールの血中濃度は0.02~0.04%で脳への影響はあまりない爽快状態。(日本酒1合、ウイスキー・シングル2杯)
顔が赤くなったり、陽気になったりと世間一般では良い飲み方と言われますよね。
もう少し飲んでしまうビール中瓶1~2本までいくとほろ酔い状態になります。(日本酒1~2合、ウイスキー・シングル3杯)
血中濃度で表すと0.05~0.10%で体が火照ったり脈が速くなり、ちょっと理性を失うことも。
そして、ビール中瓶3本ぐらいになると酩酊がはじまります。(日本酒3合、ウイスキー・ダブル3杯)
酩酊初期の血中濃度は0.11~0.15%ではっきりと酔っ払っていることが分かりますね。
気が大きくなって大声を出したり、足取りはもうフラフラ。
ここまでの脳の状態は、人間の感情や理性を司さどる大脳辺縁系(海馬、偏桃体、前頭連合野)の働きが活発になります。
それからさらに飲んで
ビール中瓶で4~6本になると血中濃度は0.16~0.30%。(日本酒4~6合、ウイスキー・ダブル5杯)で酩酊状態。
ここでは酔っぱらいお馴染みの症状、同じことを何度も話したり吐き気や嘔吐する人もいます。
脳の状態も、脳に麻痺が起こり運動失調で千鳥足に。
そして、ここからが私たちアル中がしょっちゅう起こしていた、泥酔状態です。
ビール中瓶7~10本で血中濃度はというと0.31~0.40%にまで上昇!(日本酒7合~1升、ウイスキーボトル1本)
脳はというと、記憶や学習の大切な役割をする海馬が麻痺してしまうため記憶がぶっ飛び、ブラックアウトしてしまいます。
そして最後はどんだけ~と、ビール中瓶10本超えなんていう飲み方をしていると(日本酒1升超えウイスキーボトル1本超え)
血中濃度は0.41~0.50%となり、誰かが起こしても起きれないしオシッコどころかウ〇チまでも漏らしてしまうこともあるのです。
アル中さんは、このぶっ倒れるまで飲む昏睡状態を何回も経験しているのですから(みんなではありません)
失禁、脱糞なんて当たり前じゃ!って自慢になりませんが...(-_-;)
昏睡状態までになると、失禁・脱糞どころか命を落としてしまうことも少なくないようです。
ちなみに、私が過去飲んでいたであろう焼酎で酔いの程度を見てみると
少なめに設定しましたが、焼酎25度を5杯で
合計摂取量:500ml 純アルコール量:100g 血中濃度:0.31~0.40
そりゃあもちろん、泥酔期となりました。
毎日、これより多くなることはあっても少ないということはなかったと思うので連日、泥酔していたと思われます。
皆さんもご自分の酔いの程度を判定してみませんか?
酔いの程度を判定してみましょう
酔っ払って失禁は笑えない!
失禁はアルコール依存症でなくともお酒を1度にたくさんたくさん飲むことで起きる現象のようです。
それなら、たくさん飲む人は飲む前に紙オムツでも充てておけば良いのではないでしょうか(笑)
私は日頃からオシッコが近いので飲酒中は本当に紙オムツを履きたかったです。
なんせ、酔っ払って失禁は笑えませんからね^_^;
泥酔するまで飲まない?
「それなら泥酔するまで飲まなければいいじゃないか」
第一声で「お前に言われたくない!」という声が聞こえてきそうですね。
それができればアル中になんかなっていません。
アルコール依存症は節酒がなかなかできないのです。
一口飲んだら最後、泥酔か昏睡になるまで飲み続けてしまいます。
それでも、毎日昏睡するまで飲んでいたのならアル中さんも身が持たないですよね。
アル中さんでも昏睡するまで飲んでしまうのは年に数回ぐらいではないでしょうか。
そして「またこんなになるまで飲んでしまった」と自己嫌悪に陥るのです。
もちろん、ブラックアウトも起こしています。
やっぱり断酒しかない
失禁するかどうかは別として、毎日のように泥酔あるいは昏睡するまで飲んでしまうのは体によくありません。(今さら何言ってんの?)
意識がなくなるまで飲んでしまうのは問題ですよね。
つまり、「飲みだすと止まらない」ということ。
飲みだすと止まらないのですから、飲まなければよいのです。
断酒すればお酒を飲むことはありません、お酒の呪縛から解放されるのです。
飲まなくても済むなんて、なんて素晴らしいの!(笑)
これまでの飲酒で失禁したことがある人はアルコール依存症かもしれません。
アルコール依存症の仲間入りをしたくない人は適度な飲酒を心がけるか断酒しかありません。
自分には適度な飲酒などできないという人は早めの断酒をおすすめします。
悪いことは言いません、後悔する前に断酒に踏み切りましょう!
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さまの心と身体の健康を心からお祈り申し上げます。