アルコール依存症を克服した60歳主婦の奇跡の備忘録

アルコール依存症の治療、病気の認識からリハビリまで

2018/12/04
 
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ド貧乏な家に生まれ、両親は離婚して更にド貧乏。やっと小金持ちの男と結婚できたと思ったらちょっとアウトローな男だった。 幼少期から、アル中になる素質、深い闇はあったのかもしれないけれど、結婚生活のさなか、キッチンドランカーから本格的なアル中に。子供3人育てながら毎日お酒、飲んでました…。あれからウン十年、今は全く飲んでいません。少しだけ幸せになれました。

前回は、アルコール依存症の治療に繋がるまでを書きましたが
アルコール依存症の治療、病院はどこへ行けばいいの?

 

いや〜、そういう私も、そんなに簡単にアルコール専門の病院までたどり着いたわけではありません。

 

自分がアルコール依存症じゃないかと自覚しだしてから随分と時間がかかりました。

てか、自分がアルコール依存症だと自覚するまでにも、かなりの時間がかかってますけどね(笑)

 

私がアルコール依存症じゃないかと思うようになったのは、やはり体を壊してから。

同時に精神もやられましたけどね。

 

で、その時は内科的な治療で入院もしたんです。

それでも、また飲んでしまう自分。

 

それから、割と早くアルコール専門の病院に行けたんです。(その経緯は覚えてません)

 

それなのに、まだあまりにも酔っていて行けなくてなってしまったんです。

あまりにも頭の中がグチャグチャで、何言ってるのか、何やっているのか分からない状態。

そんなんでよく電車乗って行けたな〜(笑)

 

そのアルコール専門の病院に2,3回通って、結局その後10年は飲み続けていたのでした。

 

今、私は「通って  」と書きましたが

アルコール依存症の治療は基本的には入院治療になります。

 

って、私はアルコールでは入院治療はしていないんですよ。

だから本当は、入院治療に対してはよくは知らないんです。

 

私は外来治療だったんです。

だって、そのクリニックの院長先生が、

「入院するか毎日通うか選んで!」

って、言ったんですもの、当然外来ですよね。

 

で、そのクリニックでも何人もの仲間がいるわけですが、ほとんどの人が入院治療を3ヶ月間終えてからの外来治療でした。

 

外来でも入院でも基本的な治療は同じです。

 

治療その2  病気を認識する

 

自分はアルコール依存症ではないか。

いやいや、自分はアルコール依存症なんかじゃない、ただの大酒飲みなだけだ。

 

あなたの胸の中で揺れ動いている想い。

 

実によく分かるんですよ。

認めたくなんかない…

 

でも、家族の方や同僚の方に、これ以上迷惑をかけたくないとも思っている。

 

まずは、お話しだけでもしてみませんか?

相談だけでも大丈夫なんですよ。

 

アルコール専門医はもちろん、ナースや臨床心理士の資格を持つワーカーさんがいるので、普通の精神科よりは理解されやすいと思います。

 

そこで、自分がアルコール依存症だと認識できたら、次の治療にステップアップすれば良いのです!

 

ここでアルコール依存症の治療を開始することを決心したら、きっと、入院治療か外来治療かを決めるのだと思います。

 

ほとんどの人は入院治療になることが多く、どのような基準かは分かりませんが、外来治療も認められることもあります。

 

でも、入院治療でも外来治療でも基本的には同じ治療を行います。

 

治療その3  解毒治療で酒を抜く

 

 

まずは、体からお酒を抜かないと話しになりませんよね。

 

解毒の点滴を毎日、3週間ほど行います。

 

でも、待って!

アルコール依存症から酒を抜いたら、酒が切れたら大変なことに。

 

離脱症状が出てしまいます。

 

大丈夫なんです、この解毒の点滴にはお酒を抜いても安全な薬剤(酒に代わる物)が使われているのです。

 

たぶん、他の栄養素的な薬剤も入ってると思うのですが。

だって、この解毒の点滴をしてもらうと本当に体が楽になるんですよ。(経験者は語る?)

 

こうして、3週間解毒治療が終わる頃には体調もだいぶ落ち着いて来ます。

それと同時に新たな戦いが始まるのです。

 

その戦いは、甘い物が食べたくたまらないという戦いなんです。

一説には、糖が抜けたから?だとか(笑)

 

このように体調が安定して笑顔も出てくるようになったら次は精神療法の始まりです。

 

 

治療その4   精神治療 リハビリ

 

ちょっと休憩して、yahoo!を覗いてみたら

 

コラムニスト『勝谷誠彦』さん死去

のニュースがありました。

「重症アルコール性肝炎」だったそうです。

 

ご冥福をお祈りします。

 

体調が落ちついてくると、心も頭もウキウキしてきます。

でもでも、まだ波はあるんです。

 

それまで、お酒を飲んで過ごしていた時間、特に長い夜はどう過ごしたらいいのか。

手持ち無沙汰になり、落ちつかない。

私の場合、朝から朝まで飲んでいたので、特に夜だから と言う手持ち無沙汰はありませんでしたけどね。

 

コンビニやスーパーに行くと、酒売り場の前を通るのが厳しい。

仕事の接待で酒の席が避けられない。

 

などなど、問題はたくさんあります。

 

これらの問題を、認知行動療法や仲間とのミーティングなどで、乗り越える練習、リハビリをするのです。

 

次回は、この認知行動療法やミーティングをもう少し詳しくお話ししてみたいと思います。
アルコール依存症の治療、グループミーティング

 

 

 

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ド貧乏な家に生まれ、両親は離婚して更にド貧乏。やっと小金持ちの男と結婚できたと思ったらちょっとアウトローな男だった。 幼少期から、アル中になる素質、深い闇はあったのかもしれないけれど、結婚生活のさなか、キッチンドランカーから本格的なアル中に。子供3人育てながら毎日お酒、飲んでました…。あれからウン十年、今は全く飲んでいません。少しだけ幸せになれました。

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