アルコール依存症だから許される?「酒気帯び運転」で逮捕された山口達也
皆さん、こんにちは!
アルコール依存症のバービーです。
またまたお騒がせですね、TOKIOの元メンバーだった山口君。
まぁ、私に言わせればアル中さんなんて、しょっちゅうどこかで何かやらかしているんですけどね。
それが有名人だから目立つだけで、アル中さんはほとんどの人が飲酒運転しているでしょう。(アル中さんじゃなくてもいると思います)
そんなコントロールのできる人だったらアルコール依存症になんかなっていませんよ、ね。
今日は、アルコール依存症の「酒気帯び運転」について考えてみたいと思います。
ぜひ、ご覧くださいね♪
目次
「酒気帯び運転」で逮捕
皆さんはもうすでにご存知だと思いますが、人気アイドルグループTOKIOの元メンバー「山口達也」容疑者が2020年9月22日に「酒気帯び逮捕」されました。
山口君は22日、東京都練馬区内で信号待ちをしていた乗用車にバイクで追突。
当時、山口君は基準値の約5倍にあたる0.7㎎前後のアルコールが検出されたため現行犯逮捕されたということです。
このニュースを聞いた人の反応は?
この一連のニュースを知った人の反応はどんな塩梅でしょう。
きっと、ほとんどの人が「え?また、お酒?!」とあきれたのではないでしょうか。
私は、アルコール依存症の人がダメだと分かっていてもお酒を飲んでしまうことは仕方のないことだと思います。
でも、やっぱり車やバイクに乗ってしまうことは絶対許されないこと。
いくらアルコール依存症でも、お酒の抜けている時ぐらいは良いのでは?とも思ってしまいますが
そもそもアル中さんにお酒の抜けている時など皆無なのではないでしょうか。
「アルコール依存症だから」しょうがない?
アルコール依存症になってしまい、お酒を飲んでいると物事の判断がつかなくなることもあります。
もちろん全てではありません。
それでも、犯罪は犯罪と認識できているはずです。
お酒欲しさに万引きする人もいるでしょうし無銭飲食する人もいるでしょう。
カッとなって喧嘩する人もいるでしょう。
でも、強盗や殺人事件の犯人はアルコール依存症ではないことが多いはずです。
あるとしたら暴力、虐待などでしょうか。
これも決してアルコール依存症だからと許されることではありません。
それとは別に、もっと軽い気持ちでやってしまうのが飲酒運転です。
今回の山口君の「酒気帯び運転」もアルコール依存症だからしょうがないという人もいれば、いやいや、アルコール依存症でも絶対ダメだと賛否両論。
アルコール依存症者は免許剥奪(めんきょはくだつ)すべき?
極端な話し、アルコール依存症者から運転免許を剥奪しても良いのでは?と思ってしまいます。
それなのに、そのような動きはありませんね。
事故を起こしてからじゃ遅いと思うのは私だけではないはずです。
コントロールができないアルコール依存症者
お酒のコントロール、感情のコントロールができないアル中さんにお酒が入っているから車に乗らないなんて判断ができるわけありません。
お酒が入るとスーパーマンになっちゃう人が多いのですから、何でも可能なんです。
山口君が今回追突してしまった車両はたまたま非番の警察官の車だったようですが、ケガ人や死人がなくて本当に良かった?
いえ、反って懲りないかもしれません。
「ほら、だれも傷つけてないじゃん!」なんて考えたりするのです。
でも、アルコール依存症だと診断することも難しいし、アルコール依存症者全てが申告するわけじゃありませんからね~。
考え方にもよりますが、車やバイクに乗らないことを良いことにますます酒に拍車が掛かるということもあるようです。
アルコール依存症であるというデータ
私がアル中現役バリバリの頃、よくこう思ったものです。
私の顔写真かポスターを全国の酒屋さんやスーパー、コンビニに置いて私が買いに行っても売ってくれないようにウォンテッドしてもらいます。
「あ~、ダメだ自動販売機がある~」なんてね(笑)
AI 機能に期待
車やバイクなら、エンジンを掛けるときに呼気の検査をするとか?
で、少しでもお酒の匂いがしたらエンジン掛からないようにすればOKじゃないでしょうか。
そうゆうのありませんでしたっけ?
今どきのAI機能が掲載されている車ならアリではないでしょうか。
データ的にはまだ、アルコール依存症であるデータと運転免許を所持している人のデータが把握できていないから、そう簡単にはいきません。
その辺のことを今回の菅内閣に期待したいと思います。
でもな~、真面目にアルコール依存症と闘ってやり直そうと頑張っている人から免許証剥奪するわけにいかないし、難しいですよね。
やっぱり、AIに頑張ってもらいましょう!
アルコール依存症者は免許更新できない?
免許更新の際に、道路交通法に基づいた質問表に回答することが義務化されています。
申告・医師の診断書が必要になるケースの中の1つに
・過去1年以内において、「飲酒を繰り返し、絶えず体にアルコールが入っている状態が3日以上続いたことが3回以上ある」または、「病気の治療のため、医師から飲酒を止めるよう指導を受けているにもかかわらず、飲酒したことが3回以上ある」のいずれかに該当したことがある。
この質問には正直に答えたいものです。
そして、このような人は医師の診断書が必要になるわけですが、医師がOKを出さなければ免許の更新はできません。
しかし、実際このような質問に正直に応えている人がいるとは思えませんよね。
また、アルコール、アヘン、麻薬、大麻または覚せい剤の中毒の人は運転免許は認められないとありますが、これらの人も自己申告しない限り判断できないと思いませんか?
結局のところ、アルコール依存症の人でも運転免許は取れちゃうし更新できちゃうことが普通だということです。
そんな私もその1人です。
免許を取りに行った頃はまだアルコール依存症になりかけだったような気がしますが、2度目3度目の更新時はすでにアル中でしたね。
アルコール依存症なのに何でまた酒?
今回、山口君が犯してしまった罪は大罪です。
誰も擁護できません。
でも、「アルコール依存症のくせに何でまた酒を飲んでいるんだ?」と思われるのは違います。
アルコール依存症はお酒を飲んでしまう病気
アルコール依存症者以外の人には絶対に理解してもらえない辛さです。
アルコール依存症だからまた、お酒を飲んでしまうのです。
そういう病気なのです。
「なに、都合のいいことばかり言ってるの?!」と思われてしまうかもしてませんが事実なのです。
この辺りが、理解してもらえないジレンマなのではないでしょうか。
ただ、アルコール依存症の人でもお酒をやめてから少なくても3年ぐらいは車やバイクには乗らない方が良いですよね。
体からお酒が完全に抜けるのに2~3年はかかるのではないでしょうか。
いくらアルコール依存症でも、ここは甘えてはいけません。
アルコール依存症だからと許されることではないのです。
やっぱり、治療が必要
アルコール依存症者は自分では判断できないことがたくさんあります。
甘えだと言われればそうですが、誰かがそばで見守ってくれると今回のような事件・事故も起こさずに済むのではないでしょうか。
山口君の暮らしぶりがどうだったかは知りませんが、アルコール依存症の治療はしていたのでしょうか。
こちらはもう、すでに有名すぎるほど有名な吾妻ひでおさんの「アル中病棟」になります。
アルコール依存症の治療がどんな感じなのか面白おかしく(本当はかなり切なく)表現されています。
自分がアルコール依存症かもしれない、でも、どうやって治療につながったら良いのか分からないという人にもおすすめの一冊ですよ。
山口君のしたことは決して許されることではありません。
でも、山口君だけではなくアルコール依存症者は何回だってやり直すことができるのです。
心から反省して同じ過ちを犯さないように、完全断酒を目標に何回だってチャレンジできるのです。
車の運転だってバイクの運転だってできるようになります。
あなたの心の痛みが分かる人はたくさんいます。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さまの心と身体の健康を心からお祈り申し上げます。