アルコール依存症で激痩せするのはなぜ?38㎏まで落ちた私の体験談
今朝も自主トレのヨガ&ストレッチ&筋トレ、そしてウォーキングをこなしたとてもストイックな私(笑笑)
それなのに、頑固なお腹の膨らみは一向に凹んでくれません。
しかし、努力の甲斐あって全体的には丁度いい塩梅の体形だと自負しております。
これも、断酒しているからこそ得られたナイスなバディ(笑)
飲んでいた頃の私はまるで骸骨のようだといわれたものです。
骸骨のように痩せていると...。
アルコール依存症者って何で痩せている人が多いのでしょうか。
今日はその秘密に迫ってみたいと思います。
ぜひ、ご覧くださいね♪
目次
アルコール依存症者で激痩せするのはなぜ?
当時のことはあまり覚えてないのですが、私はかなり痩せてしまったようです。
なぜ、そこまで痩せてしまったのか...
適正体重とBMI
私の身長は約155㎝(年と共に多少縮んでいるので正確にはわかりません)、そして現在の体重は46~47㎏くらいをウロウロ。
果たして痩せている基準は何なんでしょう。
ここで私の適正体重とBMIを計算してみます。
身長155㎝で体重47㎏として
適正体重=体重㎏÷(身長m)²×22
適正体重=47㎏÷2.4025×22で52.86㎏
BMI=体重㎏÷(身長m)²
BMI=47㎏÷2.4025で19.56
適正体重には及びませんでしたがBMI が19.56なので普通体重だということです。
決して痩せているわけではないんですね(笑)
では、飲んでいた頃は38㎏だったのでそれで計算してみると
BMI=38㎏÷2.4025で15.81
BMI値が16未満になると痩せすぎと判定されてしまうようです。
これで顔はコケコケ、足は鳥の足、骸骨のようだといわれてしまうのも無理もありませんでしたね~。
自分の適正体重やBMI 値が知りたいという人はこちらを参考にしてくださいね▼
なぜ、痩せちゃうの?
ズバリ、食べられないから。
これに尽きますね。
飲んでる頃はとにかく食べられませんでした。
もちろん、お酒は十分すぎるほど飲んでいるので空腹感はありません。
お酒でお腹がタッポタッポだったから食べられないんだな~なんて思ってたけど。
でも、本当は少しずつ少しずつ色んな臓器が破壊されていたからなんですね。
私は最初、胃の調子が悪いのかなって思ったんだけど実は意外と胃じゃなかった。
胃を通り越して肝臓や膵臓が悪くなっていたんです。
症状としては、悪阻(つわり)。
いつも悪阻のような状態で食事はおろか、お菓子も食べれませんでした。
悪阻って人によるけど、いつも気持ちが悪くて吐き気がしますよね。
それなのに、お酒は飲めるんですよね、困ったことに...。
お酒の飲みすぎが原因となる病気
こちらのイラストを見るとわかるように、お酒の飲みすぎは全身の臓器に悪影響を与えます。
アル中さんじゃなくてもお酒を飲みすぎると最初に感じるのは胃や腸の不快感ではないでしょうか。
誰もが食欲不振になる?
アルコール依存症の人は皆さん食欲不振になりますよね。
お酒を飲みすぎることでまず感じるのが胃腸の不快感。
胃腸が不快になると気持ちが悪くて食べ物も受けつけないのですから食欲不振にもなります。
そして、食欲不振なのにもかかわらずまた飲んでしまうのですから治る暇がない胃腸さん。
やがて、脂肪肝へと移行していきます。
お酒を飲みすぎていると、ほとんどの人が脂肪肝を起こします。
脂肪肝の段階で気がつき飲酒をやめれば悪くなることもないようですが、これでやめれるアル中さんはまず90%いないですよね。(私の勝手な予想です)
その結果、肝臓や膵臓まで悪くしてしまうおバカな私。
もう、気持ち悪いどころの騒ぎではありません。
肝臓や膵臓が悪くなり更に食欲不振
私の例でいえば、最初は肝臓が悪くなり次に膵臓が悪くなりました。
肝臓が悪くなると初期症状で疲れやすい、食欲不振などがあります。
膵臓の場合でも同じことがいえるようです。
食欲不振になれば当然、食事はとれなくなり痩せてしまうことになるのでしょう。
でも、決してきれいに痩せるわけではないのでどこか不健康な感じを与えてしまいます。
そして食欲不振になると当然、栄養も十分とれず顔色も悪くなり老けた印象も与えてしまうのでしょう。
ですが、飲んでいるときはそんな外見なんか気にしてれられません。
野垂れ死にしたって飲みたいんだから...
38㎏まで落ちた私の体験談
お酒ばかり飲んでいて食べないのだから痩せるのは当たり前。
そんなアル中女がなぜ、死ななかったのでしょう。
ここでは私の体験談を交えて考えてみたいと思います。
摂食障害とは違うの?
私は以前、スポーツジムに通っていたことがあります。
ジムに通う楽しみにはお風呂やサウナに入ることも含まれていました。
当然、裸のお付き合いができるのです。
すると、たまに劇痩せの方を見かけることがありました。
仲良くなってお話してみると劇痩せしているのに「少し太っちゃったから体重落とさなきゃ」って。
当初私は、摂食障害という言葉を知らなくてこのような人たちを少し病んでいるんだなと思ってしまいました。
摂食障害は体重が増えることが怖いという感覚を持つため食事をとることが安定してできなくなるのです。
摂食障害もたしかに食行動に問題が生じる病気ですが、私の場合は決して摂食障害ではありませんでした。
でも、ジムでは心無い人に「骸骨みたい」といわれたものです。
体重は38㎏までに落ちていましたが見た目はもっと痩せて老けていたのでしょう。
骨が刺さる
家では何がつらいってお酒が飲めないこともつらかったですが、食事をつくるのも食べるのもつらかったです。
だって、いつもいつも吐き気がして気持ち悪いんですよ。(って自業自得)
子ども達がいれば何とかごまかせますが、旦那とニ人きりで食べる食事はもう大変でした。
食べないと飲んでいることがバレバレなので嫌でも口に含んで飲み込まなきゃならないのです。(ってか、バレバレだったけど)
目の前でそれを見ているので口に含んでは流しに用がある振りをして席を立ち吐き出したり...。
あんまり頻繁にはできないのでエプロンのポケットにビニール袋を忍ばせて旦那がテレビを観た瞬間に口の中のものをビニール袋に吐き出したり...。
とにかく飲み込めない、食べられないのです。
プリンやヨーグルトのような流動食も飲み込めませんでした。
食事の時間は脂汗がタラッタラでしたっけ。
昔はまだダブルベッドで一緒に寝ていたので、私が寝返りを打ってひじや膝が旦那に当たると「痛い痛い。骨が刺さる!」と嫌味をいわれたものです。
そしてたまに、旦那は私を体重計に乗せていました。
「ほらほら、こんなに痩せてる。飲んでばかりでちっとも食べないからこんなに痩せるんだ!」
でも私も負けずにいってやるんです。
「デブは嫌いなんでしょう!!だからお望み通りに痩せてやってるんだい!」
こんなことばかりを繰り返していましたね~。
現在は食欲不振なんていうことは滅多になく、糖尿病なので食べすぎに注意しなければなりません。
摂食障害などの病気を抱えている方は別ですが、女性はやっぱり少しふっくらしていたほうが可愛らしいですよね。
ところで、私の場合は痩せていてもお腹だけは膨らんでいました。
きっとお酒で膨らんでいたのと栄養失調の症状でもあったのでしょう。
お酒ばかり飲んでいると食欲不振になり栄養もとれません。
ではなぜ、死なないのか。
それは、ほとんどのお酒は糖質を含みカロリーも高いので栄養はなくてもエネルギーになる要素はあったのでしょう。
どれを見てもお酒の飲みすぎは身体によくないことばかりです。
経験者だからわかるし、お願いしたいのです。
今、心当たりがある人は少しでも早く断酒に踏み切ってください。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さまの精神と身体の健康を心からお祈り申し上げます。
webライターもやっています!