お金がなくても大丈夫!アルコール依存症の治療は生活保護受給者でも受けられる

あなたはアルコール依存症の治療はなさっていますか?
あなたがアルコール依存症なら専門病院で治療することをおすすめします。
なぜなら、アルコール依存症は脳の病気だからです。
あなたは、体調が悪い状態が長引いたときやケガをしたときには病院で治療を受けますよね。
アルコール依存症も他の病気となんら変わりません。
ただ、少しの勇気が必要です。
そして、アルコール依存症の治療は生活保護受給者でも受けられるのでお金の心配はありません。
目次
アルコール依存症の治療は保険適用
そもそも、アルコール依存症の治療は他の病気と違って公的医療保険が使えないと思っていませんか?
そりゃぁそうですよね、なんとな~くアルコール依存症で病院にかかるって普通じゃない感、ハンパないし。
ちょっと医療保険で診てもらえるって後ろめたさもあります。
内科で診てもらえる?
自分で自分がアルコール依存症だと認識するには、何かしらの身体症状があるかもしれません。
たとえば、私の場合ですが膵臓を壊して糖尿病になったり、肝臓を壊して恐ろしいγ-GTPの数値を出したりと...
ですが、これはあくまでも内科での治療であり診断です。
内科では「あなたはお酒の飲みすぎです。」とは言いいますが「あなたはアルコール依存症です。」とは言わないことが多いでしょう。
ということは、内科ではアルコール依存症の診断や治療はしてくれないのです。
私がこのような症状で内科にかかったときは既にアルコール依存症だったと思います。
肝臓の数値γ-GTPが15,000もあって3週間も入院していたのに
「これからはお酒は控えてくださいね。」って言われただけなんです。
医者なら当然、内科だってアルコール依存症の知識ぐらいありますよね。
あの時(約23年前)、自分がアルコール依存症だって理解していれば...
って、人のせいにしてはいけないって分かっているんだけど...
でも、せめて「あなたはアルコール依存症という病気かもしれないから専門病院で治療を受けてください。」
それぐらい言ってくれてもいいのにな~!(でも言うこと聴かなかったかな)
結局、内科では身体的な治療はしてくれ、数値的にはすぐに元の状態に戻るわけではないけど
とりあえず元気になるので、私はまた美味しくお酒を飲み続けられる身体をゲットしたのでした。
そして私は、その後10年以上に渡りお酒を飲み続けるのであった。
敷居が高い専門病院
アルコール依存症であれギャンブル依存症であれ、ちょっと精神科は敷居が高いよね~。
だって、世間の目を想像してくださいよ。
「ねぇ、あの人精神病院に通っているみたいよ、どこか狂っているのかしら?」
なんて噂されそう。
それじゃなくたってアルコール依存症は被害妄想があるんだから。
でも、最近ではメンタルヘルスというように、何かおかしいからや変だから診てもらうのではなく
傷ついた心を癒してもらえる、枯れた心を元に戻してもらえるお手伝いとして精神科や心療内科を利用している人もいます。
昔と違って、精神科で診てもらうことに理解を示している人が多くなったと思いますよ。
病識がないから治療しない
何度も言っているようにアルコール依存症は病気です。
それもかなりのスピードで進んでいく進行性の病。
周りから見れば一瞬でアルコール依存症だと分かるのに、当の本人は自分がアルコール依存症だと気がついていないことも。
なぜ、このようなことが起こるのでしょう。
病識がないのはなぜ?
病気には実にたくさんの種類があり、一般人には知られていない病気もあるでしょう。
また、病名は知っていてもその病気についての知識が乏しいのは仕方のないことかもしれません。
ですが、イザ自分が何かしらの病気にかかれば、その病気についての知識は医者に聴いたり本やネットで調べたりしますよね。
それに比べて、アル中さんは自分がアルコール依存症であることを認めたくないのか病識を持たない人が多すぎるようです。
では、なぜアル中さんはアルコール依存症の病識を知らない、あるいは知ろうとしないのでしょうか。
その理由を考えてみました。
・世の中の多くの人が飲酒していて、飲むことに罪悪感がなく「酒を飲んでいる奴はみんな病院に行くのか!」などとほざく
・飲酒時の失敗は自分だけではないと思っている
・肝臓の数値が悪くても、少し飲酒を控えれば数値が良くなるから良いと思っている
・病気は知らなくても、酒を飲む理由は数えきれない程知っている
・噂ではアルコール依存症だと1度診断されると2度と飲めないと聞いているから、それ以上知るのが怖い
・アルコール依存症とアル中は別ものだと思っていて、アルコール依存症はアル中の軽い症状だと思っている
・アルコール依存症診断チェックなどを試して、1つでも自分の症状と合わないケースがあるとアルコール依存症ではないと勝手に判断する
・今日の夜から、明日からなどと引き延ばしに延ばしてしまう
・ただの医者嫌い
・ただの弱虫
・お金がない
以上のことからどんどん病気が進行してしまっている可能性があります。
病識を持つ
何の病気であっても病識を持つのと持たないのでは病気に対して向き合う気持ちが変わってくるのではないでしょうか。
軽い風邪程度なら仕事は休まなくても大丈夫かなとか、反対にガンのステージがすすんでいるなら仕事は辞めて治療に専念しようとか。
アルコール依存症でも同じなんですよ。
だからと言って、医療関係の本を読みあさってアルコール依存症の何から何まで知る必要はありません。
ただ、アルコール依存症が病気であること、治療と断酒すれば回復が見込めることぐらいの知識で良いのかと思います。
そして、家族のいるアル中さんの場合はご家族の方の病識も必要となってきます。
家族の方がアルコール依存症についての知識がなく、世間一般の常識で依存者に寄り添うことはとても危険です。
ただ、お酒は身体に悪いからとやめさせようとしても上手くいきません。
専門家と相談してより良い知識を身につけることが回復への近道になるでしょう。
アルコール依存症者はいつも酔っていて真剣に相談しても話にならないことと思いますが
どうにかごまかして?病院に連れていきたいものです。
例えば奥さまが
「この頃、体調が悪くて病院に行きたいんだけど付き添って。」と付き添ってもらうふりをして診てもらうなんてね。
でも、本人が認めないと無理ですよね~。
そこでまずは、病院からではなく自助会(断酒会やAA)に通ってみることをすすめてみましょう。
自助会には仲間がたくさんいるので何か名案を聴くことができるかもしれませんよ。
お金がなくても大丈夫!
病識がない理由に「お金がない」も含まれていましたが、これは病識というより治療できないと思う理由になりますね。
とは言っても、お金がないから治療が受けられないと思っている人は安心してください。
生活保護受給者でも治療は受けられる
アルコール依存症の治療は、通院でも入院でも医療保険や医療費助成制度が利用できます。
こちらについての詳しいことは下の記事にかいてあるので参考にしてくださいね▼
アルコール依存症の人数に対して治療してる人たちはどれぐらい?
また、アルコール依存症になってしまい何もかも失ってしまったという人も少なくないでしょう。
アル中さんにとって1番にしなければならないことが治療ですが、食べる物にも困窮するほど金銭に困っていたのでは治療を受けることもできませんよね。
そんな方は役所の福祉課に相談してみてください。
しかし、いかに福祉とはいえ、生活費を全て酒代に使われたのでは問題です。
しっかり断酒を決意しないと生活保護は受給できないでしょう。
実際、私の通っていたアルコール専門クリニックでも生活保護を受給されている方はたくさんいました。
その人たちも生活保護を受けることで専門クリニックでの治療を受け、自助会に通い、断酒による回復を目指すことができたのです。
だからこそ、お金がないから治療できないなんて諦めずに相談できるところにに相談する、頼れるところに頼る。
1番ダメなのは諦めてしまうこと。
あなただってアルコール依存症になる前はきちんと税金納めていたのですから、利用できるものは利用して良いのですよ!
ちなみに下の記事は生活保護のケースワーカーさんが書いた、アルコール依存症で生活保護を受給されている方の「入居者の特徴」になります。
アルコール依存症の方がスリップをしないことはありません。保護開始以降、何度もスリップをしてその都度、保護費をすべて使い切る、生活に困ると相談されることがあります。
生活保護を受給されているからこそ、ぜひ、断酒を確実なものにしてもらいたいですね!
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さまの心と身体の健康を心からお祈り申し上げます。