アルコール依存症の人数に対して治療してる人たちはどれぐらい?
皆さん、こんにちは!
アルコール依存症のバービーです。
まだまだ寒い日が続いていますが、暦の上ではもう春ですよね。
ですが、世の中コロナの話題一色です。
私はテレビはあまり観ないのですが、テレビを点ければ「コロナ、コロナ」
いつになったら、明るい話題が聞こえてくるのでしょう。
コロナ禍の自粛ムードで家にこもることで、アルコール依存症になる人も増えていると聞きます。
そんな中、アルコール依存症と向き合い、治療を受けている人はどのぐらいいるのでしょうか。
目次
アルコール依存症の人数
そもそも、アルコール依存症者たちの人数など把握できるものなのでしょうか?
自分がアルコール依存症かもしれない...と思い病院につながる人なんてわずかだと思うのですが。
アルコール依存症の診断基準
アルコール依存症はお酒を飲む人なら誰でもなり得る病気です。
私自身、自分がアルコール依存症ではないかと思ったのは習慣飲酒が20年程過ぎたころからでした。
ですが、もうその頃は完全にアルコール依存症だったと思います。
その20年間は自分がアルコール依存症なんて全く疑いもしなかったものです。
しかし、決定的に診断がくだされたのはやはり病院に行ったから。
病院での診断基準は次のようなものだったのでしょう。
WHO アルコール依存症の診断基準
①飲酒への渇望
・いつもいつも常にお酒が飲みたいと思っている
・隠れてでも飲みたい
・お酒がないと不安
②飲酒コントロール喪失
・飲みたいと思うと仕事中だろうが通勤途中だろうが飲んではいけないときでも飲んでしまう
・飲み始めたら止まらない
③耐性
・最初は少しの量で満足していたのにどんどんと強いお酒を求めるようになる
・酩酊するまで飲んでしまう
④離脱症状
・お酒を常に飲んでいることからお酒を少しでも抜くと、手が震えたり吐き気や嘔吐、不眠、不安症状を起こすことがある
・この状態に耐えられず再び飲酒をしてしまう
⑤飲酒中心の生活
・何よりも飲酒することを1番に優先してしまう
・お酒を飲むための人生になっている
⑥否認
・自分はアルコール依存症ではない
・自分にアルコールの問題なんかない
この6項目のうち過去1年間に3項目以上満たす場合を依存症と診断されます。
私の場合は、もう完全にこれはアウトでしたね。
全部制覇していたでしょう(-_-;)
これなら完全にアルコール依存症、間違いない!
アルコール依存症に軽い重いがあるの?
私がアルコール専門のクリニックに通っていて勉強したときは、アルコール依存症に軽症も重症もないと聞いたような気がしますが
アルコール依存症にも軽い重いがあるのでしょうか。
軽症はまだ合併症などがなく飲酒量の軽減を目標にできる範囲のようです。
重症となるともう、肝硬変などの合併症を引き起こしてしまい断酒しても回復が見込めないケースになるのでしょうか。
一般的な?アルコール依存症者の場合は様々な治療法がありますが、とにかく1に断酒、2に断酒、何がなくてもあっても断酒するしかありません。
でも実際のところ、診断と言うくらいですから病院に行って診察しないと自分では分からないのではないでしょうか。
なんてったって、診断項目に「否認」という項目があるぐらいですから診断したって自分がアルコール依存症だと認めない人がいるのですよね。
果たして、アルコール依存症さんてっどれぐらいいるのでしょう。
推定するしかない
そうです、あくまでも推定するしかありませんよね。
国勢調査のようなものをしても、まさか自分から「私はアルコール依存症です」なんて報告する人もいないでしょう。
日本では、アルコール依存症患者が100万人以上いると言われているようです。
私が勉強した12~3年前は80万人以上だったような気がするのですが、この10年程で20万人も増加したのでしょうか。
その推定100万人以上のうち治療につながっているのが5万人だと言われています。
100万人のうち、5万人ですよ!
いくら推定とは言え、少なすぎるこの人数。
残りの約95万人は飲みたい放題?(笑)
なぜ、治療につながらないのか
日本におけるアルコール依存症患者は100万人とも105万人とも言われているようですが、その中のたったの5万人程しか治療していないのです。
なぜ、治療につながらないのか私なりに考えてみました。
アルコール依存症を知らない
以前のブログでも書いていますが、アルコール依存症というもの自体知らない人もいるでしょう。
アルコール依存症という言葉は知らなくてもアル中なら知っているかもしれませんよね。
アルコール依存症もアル中も知っているけど、それが病気だということを知らない。
アルコール依存症もアル中も知っているし、それが病気だということも知っているけど自分がその本人だということを知らない。
または、本人だけではなく家族も知らないということもあり得ます。
若い人は色々な情報を得られるので多少は知っているかもしれませんが、老人、高齢者は分からないこともたくさんあります。
お酒で身体を壊したり誰かに迷惑をかけていても自分がお酒による病気なんて思ってもみないのでしょう。
世の中には様々な人がいるのです。
私たちが知らない病気もまだまだありますよね。
専門病院が少ない
私もここで何回もアルコール依存症は専門病院に行ってください、なんて書いていますが
実のところ、その専門病院が少ないのが現実のようです。
また、自分からは行きづらいということもあるでしょう。
それは、アルコール依存症への偏見からです。
アルコール依存症だということが世間にバレたら恥ずかしい、みっともないなどと考えてしまうのですね。
そんなことを言っていたらいつまでも回復できません。
勇気をだして専門医の門を叩いてみましょう。
ここにアルコール専門医の全国版ナビを貼っておきますね。
治療費が心配
アルコール依存症の治療をしたいと思うが治療するのにお金がどれぐらいかかるのか心配。
そもそも、アルコール依存症って医療保険が使えるのかな。
そんなことを考えてしまいますよね。
通常、アルコール依存症を治療するためには3か月間の入院をすすめられます。
入院ともなるとかなりの費用がかかるような気がしてせっかくの決心がグラつきますよね。
しかし、アルコール依存症にも医療保険は適用されるので医療保険に加入されている70歳未満の方は3割負担。
また、70~74歳までの方は医療保険から「高齢受給者証」というものが交付され2割、75歳以上の方は後期高齢医療制度があるので1割の自己負担になります。
しかし、70歳を過ぎても現役の人のように課税所得が145万円以上ある方の窓口での支払い負担は3割となるようです。
どうしても入院できない場合は通院も可能です。(人によりますが)
その場合の負担額も入院と同様です。
また、初診では血液検査や注射・点滴などを行うケースもあるので2000~6000円ほどはかかることもあります。
そして、私たちアルコール依存症は精神疾患を抱えている患者がたくさんいますよね。
そのような場合は、自立支援医療というものが受けられるケースがあります。
実際、私がアルコール専門クリニックに通っていたときもこの自立支援医療が適用されました。
アルコール依存症さんは、不安障害やうつ、躁鬱(そううつ)を併発していたり、そして何よりも依存症という病気ですからね。
詳しい負担額は人によって違うと思いますが、かなり軽減されましたよ。
だから、治療費のことはまり心配しなくても良いと思います。
だいたい、アルコール依存症なので働くことができず生活保護を受給されている方もたくさんいました。
でも、アルコール専門病院で治療して、病院でのディケアに参加することでリハビリもできちゃうのです。
治療とリハビリを同時に受けながら回復を目指せば、また職に就けることだって可能なんですよ。
だからぜひ、アルコール依存症の皆さん、治療につながってくださいね!
バービーのプチ情報
アルコール依存症でお酒を飲んでばかりいて痩せる人もいれば太る人もいますよね。
私はお酒を飲むと全く食べられなくて痩せてしまい貧相な顔が一層貧相になりだいぶ老け込みました。
でも、断酒すると皆さん甘いものが欲しくなり一気に体重が増えたりして困るものです。
そんなときにオススメしたい飲み物が「緑茶おからコーヒー」なるもの。
なんじゃそれ、って感じもしないでもありませんが、緑茶に含まれるカテキンとコーヒーに含まれるポリフェノールのクロロゲン酸に脂肪燃焼効果
そこに食物繊維が豊富なおからパウダーを混ぜることでタンパク質も摂れちゃうんです。
だから、ただ飲み物を飲むだけなのにおなかにたまるしダイエット効果も得られ筋肉の材料もゲットできちゃう。
おからパウダーはサラダにかけたりヨーグルトに混ぜて食べても本来の味を邪魔せず栄養が摂れますよね。
おからは大豆タンパク質の「βコングリシニン」が含まれているので糖や脂肪を消化しやすくしてくれるのだとか。
「緑茶おからコーヒー」の作り方は緑茶1、コーヒー1の割合でそこにおからパウダーをティスプーン1杯程度を混ぜるだけなので簡単ですよね。
1日に3杯、食前に飲むと効果があるようですよ。
(参考:糖尿病内科医・漢方医 工藤孝文 はたらくホルモン)
これであなたの痩せホルモンも増える...はず...(自己責任でお願いします)
私もはじめたばかりなのでまだ効果は実感してません(-_-;)
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さまの心と身体の健康を心からお祈り申し上げます。