あなたは何日間?アルコール依存症の連続飲酒!私は1週間でした
皆さん、こんにちは!
アルコール依存症のバービーです。
私は今、圧迫骨折で我が家で療養していた母も自宅に帰り
一緒に暮らしているマゴマゴも母親や父親の家にお泊りで週末だけ1人で過ごしています。
ということは、誰もいない環境。
でも、不思議なことに飲酒欲求はありません。
当たり前と言っては当たり前なことですが、アル中だった頃の私からは想像もできないことなのです。
何と言っても、連続飲酒を何回も繰り返していたのですからね。
今日は、この連続飲酒について振り返ってみたいと思います。
目次
連続飲酒とは
連続飲酒とはその字の如く「連続」して飲酒すること。
じゃぁ、アル中さんって飲酒してないことがあるの?って思ってしまいますが
アルコール依存症の定義?として
「毎日飲まないからアル中じゃない」や「少ししか飲まないからアル中じゃない」ということはないのです。
では、どんな状態を連続飲酒と言うのでしょう。
絶えずアルコールが入っている状態
以前、ツイッターで「親父が洗面器と日本酒の一升瓶を持って自室にこもった。連続飲酒がはじまるのだろう。」
というツイートを見たことがありました。
何だか胸をグサッと刃物でえぐられるような衝撃を感じたのを覚えています。
このツイートをしたのはおそらく息子さんでしょう。
その息子さんの冷静な物言いが切なかったのです。
もう散々、お父さんの飲酒問題に向き合い、冷静に見ている目線。
止めることは叶わないと知っているのです。
そして父親も、もう止まらないことが分かっているから一升瓶だけではなく嘔吐のために必要な洗面器を持って自室にこもったのでしょう。
体にお酒が入ってないと耐えられないのです、吐いても吐いても
飲みたくてしょうがないことが分かっているのです。
覚悟の連続飲酒...
もしかしたら命がけと言っても大袈裟ではないかもしれません。
そうしたいのです、そう脳が指令するのです。
体に酒を入れろ入れろ!と。
信じられないかもしれませんが、苦しいんですよ連続飲酒って。
離脱症状を逃れるため?
元々がコントロール不能なアルコール依存症ですが、それでもまだ、コントロールできている時もあります。
例えば、頭の中はお酒のことでいっぱいで早く飲みたい飲みたいと喉から手を出したいのを我慢して
仕事に行ったり、家事をこなしたりして飲んでも許される時間まで待ちます。
あるいは、仕事中にトイレに駆け込んで飲んでしまうこともあるでしょう。
家事の合間にキッチンドリンカーしてしまうこともあるでしょう。
まだこれはコントロールが全くできていないことにはなりません。
でも立派なアルコール依存症さんですよね(笑)
しだいに症状が悪化して、このコントロールが不可能になります。
なぜって、離脱症状に襲われるから。
常に体の中にお酒が入ってないと体中の細胞が
「酒、酒、酒を入れてくれ~」と叫ぶのです。
離脱症状については下の記事に詳しく書いてあるので参考にしてくださいね▼
あなたの連続飲酒は何日間?
私たちアルコール依存症は飲酒のコントロールが不可能です。
でも、自分のためと言うより家族や仕事のために何とかなんとか我慢できることもあります。
それなのに、ついには我慢が利かなくなり連続飲酒に入ることになるのです。
あなたの連続飲酒は何日間ぐらいだったのでしょう。
数日から数か月間も?
お酒がきれると離脱症状が現れるため、常にお酒が体の中に入っていないと苦しくなります。
離脱には色々な症状がありますが、私が特に苦しかったのは言葉にするのは難しく
吐いても吐いても体がお酒を求めることでした。
寝ても立ってもいられない、トイレにこもってお酒を飲んでいなければ間に合わないほどでした。
連続飲酒に入ると、体はお酒以外のものは受け付けなくなるので食事はおろかお菓子さえ食べれません。
それでも吐くのです、水を飲んでも吐きます、飲んだら飲んだ分のお酒と胃液を。
あなたの連続飲酒もきっと苦しかったはずですが、連続飲酒になると数日から数か月間に及ぶ人もいるようです。
ほとんど食べないで数か月間も連続飲酒していられるのは強靭(きょうじん)な体力の持ち主なんでしょうね。
私の連続飲酒は1週間?
何回繰り返したのでしょう、連続飲酒。
うちは家業が運良く?飲食業だったのですが
最初はカラオケパブをやっていてお店にも出ていました。
パブなんですからお酒は売るほどありました、当然ですね。
カラオケパブを開業した頃はもう既にアルコール依存症になりかかっていたと思います。
ですが、私がオーナーとして店に出なくてはならない日もあり、お酒なんて飲んでいたら営業ができません。
バイトさんを指示したりお客様に失礼があってはいけませんからね。
まだ、脳はそんなにイカレテはいなかったようです。
それでもたまに厨房に行ってはチビリチビリやっていたかな。
まだ、コントロールが破壊されてはいなかったようですね。
そのうち、カラオケパブの営業が上手くいかなくなり、次の店をオープンすることになりました。
それが、キャバクラだったのですが
なぜか、旦那は私を店には出してくれません(笑)
でも昼間、お店の掃除に行くことになったのです。
当時、私はお店からすぐ近くのスポーツジムにも通っていたのでまぁ、一石二鳥ということで。
ですが、これがその後の明暗を分けることになったのかもしれません。
だって、私の仕事先にはお酒がいっぱい置いてあるし...。
アルコール依存症の領域に片足を突っ込んでいる私の目の前にお酒が売るほどあったら飲まない手はないでしょう。
私はお店の掃除には家事を済ませてすぐに行っていたので、だいたい朝の9時ぐらいにはビールを。
そして店の掃除をチャチャっと済まし、スポーツジムに行き軽くエアロビをやってお風呂に入ります。
最初の頃はそれで自宅に帰っていましたが、アルコール依存症は進行性の病です。
そのうち帰りもお店に寄ってはビールではなく、強いお酒を飲んでいました。
この辺りのことを書いていると無限になってしまうので省略しますが、とにかく私のアルコール依存症はどんどんと加速していったのです。
とうとう連続飲酒に入るのですが、私の連続飲酒期間は1週間ぐらいだったと思います。
倒れるまで飲み続ける
きっとアル中さん以外の人には理解してもらえないアルコール依存症という病。
アルコール専門病院の医師や看護師さんでも病気を語ることはできても、症状の苦しさは理解できないでしょう。
だって、ぶっ倒れるまで飲まなければならないのですから。
起きている間は飲み続ける
いくら、好きで飲んでいるんじゃない、やめたいのにやめられないんだと言っても分かってはもらえないでしょう。
起きている間は飲まなくてはならないのです、強迫観念と言ってもよいと思います。
私がよく冗談で朝から朝まで飲むと言っていたのですが、まさにそうでした。
お酒に酔っている状態なのになぜ朝、目が覚めるのかと言うと
お酒がきれそうだからです。
体が「お酒がきれそうだから飲みなさい」と命令するのです。
だから、とりあえずお酒を給油するように口に注ぎます。
チビチビなんかじゃありません、ドクドクドクドクっとです。
そして一息つくのですが、そしたらまた連続して飲まなければ体が許しません。
最後は病院に運ばれる
それを1週間ぐらい繰り返していればもう、家庭は修羅場ですよね。
連続飲酒になる前もかなり崩壊していたと思いますが、連続飲酒の修羅場とはまた違ったような気がします。
その頃はもう、旦那と2人暮らしをしていたのか?よく覚えていません(-_-;)
とにかく、連続飲酒でもうどうにもこうにもならなくなった時は病院の救急外来に連れて行ってもらっていました。
私の場合は旦那がいたので車で連れて行ってもらえましたが、お一人の方や家族が疎遠になっている方は自分で救急車を呼ぶことになるでしょう。
きっと経験者も多いと思いますが、アル中さんは連続飲酒で救急者で運ばれるなんて1回や2回ではないはず。
病院で拒否されてしまうのですよね、アルコールの患者を受け入れてくれる病院が少ないのです。
これで分かると思います、アルコール依存症は病気だと定義されているにも関わらず、病院では歓迎してはくれません。
このコロナ禍ではもっと大変だと想像がつきます。
あの時はさすがに、連続飲酒に入った私を見ている旦那もことの異常さ?重大さ?に気がついたのでしょう。
これはいったいどうゆうことなんだ?
こんなになるまで飲むなんて普通ではない、異常事態かもかも。(異常なのです)
家族の方は気がついてあげてください。
もちろん、そうなったのは自分が悪いのです。
でも、止まらないのです、やめられないのです。
こんなふうになる前に、離脱がひどくなる前に、離脱が出る前に、自分がアルコール依存症だと思ったら
断酒を考えてください!
アルコール依存症は進行性の病です。
断酒しているにもかかわらず、また飲酒してしまったら以前にも増して症状が悪化します。
それは必ず、連続飲酒してしまうからです。
もう、自分の体をいじめるのはやめにしませんか?
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたの心と身体の健康を心からお祈り申し上げます。