アルコール依存症を克服した60歳主婦の奇跡の備忘録

アルコールと骨の関係|骨に必要なのはカルシウムだけじゃない

 
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ド貧乏な家に生まれ、両親は離婚して更にド貧乏。やっと小金持ちの男と結婚できたと思ったらちょっとアウトローな男だった。 幼少期から、アル中になる素質、深い闇はあったのかもしれないけれど、結婚生活のさなか、キッチンドランカーから本格的なアル中に。子供3人育てながら毎日お酒、飲んでました…。あれからウン十年、今は全く飲んでいません。少しだけ幸せになれました。

皆さん、こんにちは!

アルコール依存症のバービーです。

いきなりですが皆さん、ちょっと聞いてください。

先日のブログで、アウトローな旦那を膵臓ガンで亡くしたことをお伝えしましたが

今度は実家の母が圧迫骨折を患ってしまい我が家に連れてきてお世話をすることに。

まだ、旦那の49日も済ませてないのに、悪いことが続きます。

母は今80歳なので色々な意味で介護も必要な年齢ですが、80歳前後でも元気な高齢者は元気ですよね。

特に差が出るのは骨です。

そこで今日は、アルコールと骨の関係を考えてみました。

ぜひ、ご覧くださいね♪

アルコールと骨の関係

これまでにもアルコールによる身体や精神への影響をたくさんお話してきました。

そしてお酒を飲みすぎたことによって身体にも精神にも悪いということを身を持って経験してきたわけです。

でもまだ骨への影響ってそれ程ないような気がするのですが、どうなのでしょう。

骨そしょう症とは

きっと、若い人には縁のない言葉ですよね骨粗しょう症って。

私も自分が30代後半くらいになって初めて聞いた言葉だと思います。

でも、知っているのと知らないのでは予防する意味でも全然違うようです。

骨そしょう症とは、一言で言ってしまうと骨の量が減ってしまって弱くなってしまうこと。

弱くなると当然、骨折しやすくなりますよね。

一般的には高齢者がなりやすいと言われています。

高齢の方が転んでしまい骨折、そのまま寝たきりになってしまったなんて本当によく聞く話です。

うちの母は転んでもいないのに骨折したのですから、どんだけ骨が弱くなっているんだってことです。

これも、骨そしょう症の症状の1つです。

転んでもいないのに、何かの弾み(くしゃみや重い物を持つ)で骨がつぶれちゃうのです。

ですが、若いから大丈夫なんて安心していると思わぬことになりかねません。

実は、意外にも骨そしょう症とアルコールには深いかかわりがあるようですよ。

お酒を飲むと顔が赤くなる

あなたはお酒を飲むと顔が赤くなりますか?

私は赤くなるタイプですね。

だから、アルコール依存症絶賛飲酒中のときは大変でした。

お酒をやめなくてはならないのに、隠れて飲んでしまうのですから家族にウソをつかなくてはなりません。

それでも、ちょっとだけならバレないだろうと思って本当にちょっとだけ?飲むのですが、顔が赤くなってしまうのでした...(笑)

まるでバカ丸出しですよね、臭いだってするのに。

こんな私のように飲酒して顔が赤くなる人は骨粗しょう症になるリスクが高いと言われているのです。

そして、そればかりか骨粗しょう症による大腿骨近位部骨折にもなりやすいとされています。

大腿骨近位部骨折とは大腿骨(足の付け根付近)の骨折で寝たきりのきっかけになりやすいと言われている疾患です。

この大腿骨近位部骨折に高齢者がなるのは分かるような気がしますが、アルコールとどんな関係があるのでしょう。

お酒が弱いから?

私は以前、アルコール専門クリニックに通ったり自助グループに参加した際に、足を悪くされている仲間を度々見ました。

「何で、アル中さんて足の悪い人がたくさんいるのだろう?お酒となんか関係あるのかな?」

と不思議に思っていました。

その不思議が少しだけ理解できたようです。

まず、大腿骨近位部骨折になってしまうことのリスクとしてアルコールを代謝する酵素が関係していると考えられています。

アルコールの勉強をしている人ならご存知かと思いますが、アルコールが体内で分解される際にできる有害物質がアセトアルデヒドですよね。

こちらの説明はちょっと難しくなるので私も上手に解説できないのですが、とにかくアルコールを分解する際に

アセトアルデヒドから酢酸の分解にかかわる酵素はアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)と言われています。

ほとんど同じ機能のアミノ酸配列が異なるタンパク質「アイソフォーム」というものが存在します。

そしてこのアイソフォームの1つALDH2  の遺伝子上にはアルデヒドを分解する能力に影響を与える「rs671」が存在すると研究では解っているようです。

そして、rs671によって別のアミノ酸に入れ替わるとアセトアルデヒドの代謝が遅くなったり、進まなかったりしてしまいます。

つまり、遺伝子によってアセトアルデヒドの分解能力が低い人が飲酒をすると顔が赤くなるのですね。

同じALDH2 でも変異があるとALDH2*2と呼ばれるそうです。

また、ALDH2*2を持つ人種は日本人をはじめ東アジアで高いということが解っています。

ALDH2*2と大腿骨近位部骨折

え?

それと大腿骨近位部骨折に何の関係が?ですよね。

そこでマウスによる研究があるので見てみました。

ALDH2*2保持者は骨量が低い

研究によると、ALDH2*2を持ったマウスは血清中のアセトアルデヒド濃度が正常なマウスより高いことが示されたようです。

そして、研究に使われたALDH2*2マウスは骨量も正常マウスより低いということが明らかになったとされています。

そして今度は、骨粗しょう症のリスクが最も高いと言われる閉経後の女性を対象にした調査を見てみました。

そう言えば、うちの母も骨粗しょう症がひどくなったのは閉経後だったと言います。

この調査では、ある一定の条件を満たした女性248人を対象にしています。

骨粗しょう症で大腿骨近位部骨折があった人が92人で、ただの骨粗しょう症の人が156人、その中の57.6%の人がALDH2*2保持者だったそうです。

また、骨粗しょう症だと診断はされていたものの、骨折と骨密度の低下がない48人中17人がALDH2*2を保持していました。

このように、ALDH2*2を保持している人はお酒に弱いだけではなく骨量が少ない、骨折しやすいのだということが見えてきたのではないでしょうか。

ここで、母に質問してみました。

「ママってお酒飲むと顔が赤くなる?お酒は弱いほう?強いほう?」(いい年してママと呼ばせてもらっています)

「赤くならないよ、う~ん、特に弱くも強くもないと思う」

だそうです。

ガ~ン!

今まで私が書いてきたことが...^_^;

(参考記事:NIKKEI STYLE 『飲酒と骨粗しょう症』)

骨はカルシウムばかりじゃダメ!

骨に良い栄養というと何を思い浮かべますか?

ついついカルシウムさえ摂っていればいいような気がしますが、他にもたくさんあるのですね。

骨粗しょう症にならないためにはどんなことに気をつけたら良いのでしょう。

予防が大事

お酒を長い間飲んでいれば当然、骨に必要な栄養素は摂れていませんよね。

そして皆さん、骨って新陳代謝を繰り返していることを知っていますか?

骨も皮膚のように生まれ変わっているのです。

古くなった骨が壊されていくことを骨吸収、新しい骨が生まれることを骨形成と言います。

この骨吸収と骨形成のバランスが大事で、このバランスが良いと私たちの骨が健康をな状態を保つことができるのですが...。

およそ、20~44歳で最大骨量を超してしまうと徐々に骨吸収と骨形成のバランスが崩れてしまい健康な状態が保てなくなってしまうようです。

オススメな栄養素

もちろんカルシウムを十分に摂ることは大事ですが、ビタミンDも骨の健康には必要な栄養素で骨の形成や石灰化を促進します。

食品からの摂取も大切ですが、太陽の陽を浴びることで体内で合成できます。

・ビタミンDが含まれる食品

サンマ イワシ しらす干しなどの魚類

シイタケ キクラゲなどのキノコ類

また、骨が壊されるのを防ぐために必要な栄養素はビタミンK

ビタミンK は骨にカルシウムを取り込むのを助けたりカルシウムが尿中に排泄されるのを抑えて骨が壊れるのを防いでくれます。

血を止めてくれることでも知られていますよね。

・ビタミンKが含まれる食品

モロヘイヤ 春菊 などの野菜類

納豆 チーズ 鶏肉 など

そしてアルコール依存症さんにオススメな栄養素がビタミンEです。

なぜ、ビタミンEが良いのかと言うとアセトアルデヒドの機能不全に効果があるからです。

アルコールをたくさん摂取したことにより、肝臓がアセトアルデヒドを分解できなくなってしまいますよね。

つまり、アセトアルデヒドが機能不全な状態になっているということ。

もちろん、骨そしょう症の予防にもオススメです。

アルコールをたくさん摂取することで体内でアセトアルデヒドがあると体内に酸化ストレスと言われる活性酸素が蓄積されてしまいます。

この活性酸素が骨に悪影響を与えるのです。

それを予防してくれるのが抗酸化作用が期待されるビタミンE。

・ビタミンEが多く含まれる食品

アーモンド 落花生 クルミなどナッツ類

オリーブ油 ごま油 ヒマワリ油などの油脂類

食パン クロワッサン 玄穀 玄米 雑穀など穀類

これらビタミンD、K、Eはどれも日常の食事で摂取しやすい食品なので少しの意識で簡単に摂ることができるのではないでしょうか。

バービーのプチ情報

ホルモンって様々な内臓から放出されていますが、実は骨からも放出されていることをご存知ですか?

この骨から放出されるホルモンにオステオポンチンというものがあり、全身の免疫力強化に効果があると言われています。

現在流行りのコロナにも免疫力アップは欠かせませんよね。

ただし、オステオポンチンの放出も過剰になると老化を高めてしまうのでやはりここでもバランスが重要。

先ほども書きましたが、骨は新陳代謝をしています。

良い新陳代謝のためには骨活をしましょう。

1番手っ取り早い骨活としては、かかと落としがオススメです。

やり方は簡単、背伸びをしながら上に伸びかかとを上げます。

そして一気にかかとを落とせばいいのです。

これを1日に30回、骨に小さな衝撃を与えることが有効的なんだそうです。

足に不安がある人や高齢の方は椅子に座りながらでも効果はありますよ。

今すぐにでもできちゃいますよね!

そして最後に忘れてはならないのがタンパク質です。

何と言っても人間の身体はタンパク質でできていると言っても過言ではありあません。

いくら骨に良いからと、カルシウムやビタミン群ばかり摂っていたのでは身体の機能は上手く働かないのです。

いつもしつこく言っているようにバランスが大切だということですね。

そして、私たちアルコール依存症は特に飲酒中に栄養素を失っています。

これからお酒を飲まずに健康的な骨を取り戻すためには

日頃の食事や運動に気をつけ適度な休養を心がけていきたいですね。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

皆さまの心と身体の健康を心からお祈り申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ド貧乏な家に生まれ、両親は離婚して更にド貧乏。やっと小金持ちの男と結婚できたと思ったらちょっとアウトローな男だった。 幼少期から、アル中になる素質、深い闇はあったのかもしれないけれど、結婚生活のさなか、キッチンドランカーから本格的なアル中に。子供3人育てながら毎日お酒、飲んでました…。あれからウン十年、今は全く飲んでいません。少しだけ幸せになれました。

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