アルコール依存症から脱却したい人のお正月の過ごし方

皆さん、こんにちは!
アルコール依存症のバービーです。
今年もあとわずかとなりましたが、コロナ禍ということで例年とは違う年末年始を過ごすことになりそうです。
全世界の人類が欲求不満を抱えたまま新年を迎えることになるのでしょうか。
そんな中、アルコール依存症を脱却しようとしているアル中さんは、どのようにお正月を過ごしたらよいのでしょう。
このコロナ禍で過ごすお正月
アルコール依存症でも楽しいお正月を過ごすことができるのでしょうか。
皆さんも一緒に考えてみてくださいね♪
目次
アルコール依存症から脱却したい人のお正月の過ごし方
私たち、アルコール依存症は何かにつけてお酒を飲みたがります。
何か理由をつけてはお酒を飲むのです。
年末年始やお正月は普通の人でもかなり飲みたがりますよね。
でも、お酒を全く飲まない人でも年末年始、お正月を楽しく過ごすことができるのです。
アルコール依存症から脱却したい人もお正月を楽しく過ごすことができるのでしょうか。
家族で過ごすならお酒ナシで
私の経験上、一家の主婦がアルコール依存症だという場合は断酒から3年程は家族の集まりは危険かもしれません。(独立した家族が帰省する場合)
もちろん、家族でお酒を飲む人がいなければ問題ないのですが、みんなが飲んでいるのに自分だけ飲まないというのも...キツイですよね。
まだ家族がいるうちは我慢できるのです。
ところが、家族が帰ってしまった後でドッと疲れが出ると共に飲酒欲求がわいてきてしまいます。
なので、まだ断酒が安定してないアル中さんや、全然、断酒できてないアル中さんがいるご家族の新年の集まりはお酒ナシで!
お正月はご馳走を食べよう
今は特に、コロナの影響で不要不急の外出を控えなければなりません。
それなら断然、おうちで美味しいものを食べたほうが幸せというものではありませんか?
これまで、お正月と言えばへべれけで美味しいものを味わったことがない人もいるのではないでしょうか。
今回はぜひ、テイクアウトでも良し、※ウーバーイーツでも良し、手作りでも良し、徹底的に美味しいものを食べつくしちゃいましょう!
※ウーバーイーツ:ウーバーイーツとは食事の宅配サービスのことです。
食事の宅配サービスって出前のことじゃないの?と思いますが、ちと違うようですね。
ウーバーイーツのすごいところはあらゆるジャンルのお料理が注文できちゃうところ。
ウーバーイーツの頼み方
1.ウーバーイーツのアプリをインストールして起動させる
2.会員登録をする
3.料理を注文する
ウーバーイーツの支払いはクレジットカードの事前決済になるので現金を用意する必要はありません。
ちなみに先日私が利用したウーバーイーツのお友達紹介クーポンがあるので紹介コードを貼っておきますね。
紹介コード eats-irlo2w
皆さんもぜひ、ウーバーイーツを利用して美味しいお正月をゲットしてくださいね!
自助会を利用しよう
もちろん、家族のいない人でも安全で楽しいお正月を過ごす権利があります。
年末年始、お正月だからこそ寂しさが身に染みるのですよね。
でも大丈夫、そのような仲間は五万といます。
自助会とは
自助会についてはこちらでも解説しているので、良かったら読んでみてくださいね▼
自助会とは、同じような悩みを抱えた人たちが集まって意見の交換をしたり励まし合ったりして、分かち合い支え合いをする集団です。
でも、無理をして意見を言わなくてもいいし、人が話しているのを聞くだけでもOK。
とにかく、あ~同じような悩みを持っている人がたくさんいるんだな、自分は1人じゃないんだな~、って実感できるはずです。
自助会の種類
自助会には大きく分けて2つのグループがあります。
・アルコホーリクス・アノニマス(通称AA)
アルコホーリクス・アノミマスとは無名のアルコール依存症者たちという意味で日本には1970年代に導入されたようです。
AAは、お酒をやめたいという願いがあれば誰でもメンバーになることができます。
詳しくはAAのホームぺージをご覧ください▼
・断酒会
断酒会はAAを原型に1950年代に結成されました。
断酒会の主な活動は、例会を開き酒害を話したり聞いたりすることです。
詳しくは断酒会のホームぺージをご覧ください▼
危険な場所(もの)には近づかない!
アルコール依存症さんは普段から危険な場所に近づかないように心がけている人が多いと思います。
特に、お正月なんて誘惑がたくさんあるので、ちょっと心に隙があるとフラフラ~っとしちゃいますよね
どんな場面が危険なのでしょう。
初詣(はつもうで)
来年のお正月はコロナ禍で初の初詣ということですが、初詣というとお屠蘇(おとそ)をサービスしてくれる神社仏閣があるようです。
それに気がつかず口をつけてしまったら大変。
ただほど怖いモノはありません、ちゃんと確認してから飲みましょう。
また、出店で甘酒を売っていると思いますが、甘酒もお酒を使っているものもあるので注意しましょう。
ちなみに、疲れている時に手っ取り早く疲労回復が期待できる栄養ドリンク(オロナミンCやリポビタンD等)にも微量のアルコールが含まれています。
私たちアルコール依存症は、たとえ少量のアルコールでも呼び水となってしまうことを忘れてはなりません。
新年会では
新年会もコロナ禍ではあまり盛り上がらないと思いますが、たまに、無理やり飲ませようとする人がいます。
そんな時は、「私はドクターストップがかかっています」とか「肝臓の数値が悪いので」ときっぱりと断りましょう。
また、ほかの人のお酒を間違えて飲んでしまうこともあります。
できれば、参加しないに越したことはありませんが、どうしても参加する場合は気をつけましょう。
お年賀では
私にはあまり縁のないお年賀。
新年のご挨拶にと手土産を持って来てくださる方もいます。
こちらの事情を何も知らない人だと酒類を贈り物として選ぶ人もいるでしょう。
初めからお酒だと分かっていれば気をつけることもできますが、洋酒を使ったお菓子類をいただくこともあります。
隠し味として使われているようですが、アルコール依存症さんにはこんなスイーツも御法度です。
いただく前に成分表を見て、アルコールが使われていないか確かめましょう。
また、料理を作る際も料理酒・みりんなどに気をつけましょう。
ノンアルコールはいい?
スーパーの酒売り場では、ノンアルコールのお酒が種類豊富にたくさん売られていますよね。
甘いお酒もあるようで、お酒に弱い女性に人気だとか。
でも、アルコール依存症さんはノンアルコールでも飲んではいけません!
お酒が入ってないからいいんじゃないの?
と思われるかもしれませんが、私たちアルコール依存症はお酒を飲む行為よりも、お酒を飲もうとする気持ちに問題があるのです。
何で、お酒が必要なのか...。
まずは、自分の気持ちと向き合うことです。
そして、もしノンアルコールのお酒を飲んでしまうと、これもまた呼び水となって本物のお酒が欲しくなってしまうのです。
結果、スリップにつながりかねません。
お買い物の際は、酒売り場はスルーしましょう!
まだ断酒が安定してないアルコール依存症さんには、お正月は危険な場面がたくさんあります。
自ら近づいていってしまっては、また苦しい思いをするだけです。
世間が浮かれている時期ですが、どうにか乗り越えましょう。
やがて、お酒のないお正月が当たり前に感じるようになってきます。
それまで、頑張りましょう!
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さまの心と身体の健康を心からお祈りいたします。