精神疾患と自殺の関係性
皆さん、こんにちは!
アルコール依存症のバービーです。
皆さんも、今年に入ってからの芸能人の自殺騒動にはさぞ驚かれているのではないでしょうか。
正直なところ私はあまり芸能人のことに興味はないのですが
それにしても若く美しい人気俳優さん達の早すぎる死には無関心ではいられません。
いったい、どうしたというのでしょう。
現在のコロナの影響が関係しているのでしょうか。
そして自殺と言えば、アルコール依存症さん達も無縁ではありませんね。
今日は、精神疾患と自殺について考えたいと思います。
目次
自殺を考える心理
アルコール依存症者なら、きっと1度や2度は自殺を考えたことがあるのではないでしょうか。
実は、私も自殺未遂を何度か経験しています。
でも、あくまでも未遂なので今こうしてブログを書いています(笑)
自殺が多い月
年間を通すと自殺者の多い月があるようです。
何となく分かりますよね、新学期とか新入社員とか入れ替わりの季節って危ない気がします。
それから少し経った5月には五月病などという言葉もありますよね。
実際は入れ替わりというより年度末である3月、そしてその症状が出やすいのが5月ということです。
3月と自殺の関係性
では、なぜ自殺者が多い月が3月になるのか考えてみましょう。
3月は年度末ということでお別れの時期だから?
忙しいから?
確かに年度末なので皆さん繁忙期になり追い込まれるということも現実的に起こり得ることです。
働いている方皆さんが睡眠不足になったり休息も取れず疲れがピークになる時期でもあります。
そんな時ってストレスで心も弱くなりがちですよね、それが最後の一押しとなってしまい自殺に追い込まれてしまうようです。
自殺を考えている素振りを見せることもないのに、突発的な死を選んでしまうのはなぜでしょう。
春に多い自律神経の乱れ
3月と言えば、まだ寒い日もありますが春の訪れを感じる日が多くなってくる時期でもありますよね。
桜の便りも聞こえはじめ何となく気分もウキウキ、お天気の良い日はおうちにいるのがもったいない!
なんて思っちゃいますよね。
これが身も心も健康な人の心理です。
うつ状態の人は
ところが、ちょっと沈みがちな人やうつ状態の人はそうはいかないのです。
周りの皆がウキウキして華やいでいるように見えるのに、自分はそんな気持ちになれない。
私も年々、ウキウキ気分が少なくなっているのを感じています。
生きていることの価値が見いだせずただ惰性で生きているような気がすることも...。
周りの人について行けないとどんどん沈んだ気持ちになってしまいます、単に年齢のせいでしょうか。
自律神経が乱れる3月
自律神経とは人間が生きていく上で欠かせない神経で、普段意識しなくても働く神経になります。
活動するときに優位になるのが交感神経、リラックスするときに優位になるのが副交感神経といいます。
春や秋は季節の変わり目で、この自律神経のバランスが乱れやすくなる季節でもあるのです。
日の出や日の入りが違ってきて目覚めや寝る時間にも影響がありますよね。
自律神経のバランスが乱れることによって、体調やメンタルを崩してしまう人も増えてきます。
季節の代わり目だけでも自律神経のバランスが崩れてしまうのに、3月というと環境が変わることも多いですよね。
たとえば、引っ越しや転勤、転校、昇進や合格など。
そのような環境の変化について行けずうつ病を引き起こしてしまうこともあるのです。
やっぱり精神疾患患者
それでは誰でも自殺してしまう可能性はあるのでしょうか?
普段、メッチャ明るい人でも、悩みなんかないように見える人でも何かしらの精神的な病が潜んでいるのかもしれません。
自殺者はやっぱり何らかの診断がつく精神疾患を抱えている人が多く、WHO(世界保健機構)によると
うつ病などの気分障害、アルコールや薬物依存症、統合失調症、パーソナリティ障害などの診断を受けている人が自殺者の97%にも及ぶようです。
また、重複診断を含めると自殺者の7割がうつ病だと診断されています。
日本は自殺者のサポートが足りない?
芸能人を含めて、自殺者が出ると後で聞く言葉に「誰かに相談したり、話をすれば良かったのに。」などと言うことがあります。
そして、「いのちの電話」などと言った電話相談のサポートもあるようです。
(こちらは、ボランティア活動のため人員不足で電話してもなかなかつながらないらしい)
自殺を美化している
自殺と宗教は何となく関係がありそうです。
日本人は無宗教の人が多く、無宗教の人は自殺する人も多くなるようです。
日本人はどちらかと言うと、自殺・自死を美化して考えてしまう人も多くいます。
たとえば、最後の責任を取るという意味で自殺する人もいます。
女性なら、レイプされるぐらいなら死んでしまったほうが良いとか?
とにかく、自殺を擁護する考え方があるのです。
でも、実際に自殺する人のほとんどが精神疾患がある人なので、周りのサポートがあれば踏み留まることができるかもしれません。
自殺を考えることは「とても辛い」ということであり、すぐに死にたいと言うわけではないのです。
では、私たちには何ができるのでしょうか。
「TALKAの原則」
自殺を考えている人のほとんどがうつ病などの精神疾患を抱えているようです。
そんな人には、今の気持ちを汲み取ってあげて優しく寄り添ってあげることが大切です。
そこで次の言葉を参考に行動に移してみましょう。
言葉に出すことの大切さ
皆さんも、何かストレスが溜まっているときに誰かに愚痴を聞いてもらうとスッキリすることがあると思います。
話をしても悩みや問題は解決しないかもしれませんが、それを聞いてもらうだけでも少しはスッキリするでしょう。
話をしながら泣くことも良い効果があります。
あなたの近くで、いつもと様子が違う人がいたら声をかけてみてくださいね。
まずは、言葉にすること。
それが、大切なのではないでしょうか。
やっぱり、ちょっとお節介ぐらいな人がいてくれると安心ですね。
自律神経を整えるには
誰だって好きで精神を患うわけではありませんよね。
毎日のように緊張やストレスを受け続けていると自律神経が乱れ、心身だって不調をきたしてしまいます。
自分ではなかなか気づくことのないストレスであなたの心も精神もズタズタになっていませんか?
ここでは、比較的簡単に自律神経を整える方法を紹介したいと思います。
呼吸が大事
自律神経というのは、簡単にいうと内臓や血管などをコントロールして体内を整えてくれる神経。
実は、自律神経と呼吸にはとても密接な関係があるのをご存知でしょうか?
日頃、意識しないで呼吸をしていると思いますが、呼吸が浅いと自律神経のバランスが崩れてしまうのです。
そして、身体が冷えてしまったりイライラしたりとストレスの原因になってしまいます。
いきなりですが、あなたは30秒間息を止めてられますか?
息を止めて20秒以内に苦しくなる人は呼吸が浅いということだそうです。
現代人はパソコンやスマホを長時間眺めることが多く、忙しさや睡眠不足で心身が緊張状態となり呼吸が浅い人が増えています。
それを改善してくれるのが腹式呼吸と胸式呼吸の要素を合わせた「ウルトラ深呼吸」という呼吸法です。
ウルトラ深呼吸とは
ウルトラ深呼吸の最大のポイントは、息を吸った時の2倍をかけて息を吐くことです。
吸うことは意識しなくてもできますが、意外と吐くことは意識しないとできていないようですよ。
息をしっかりと吐くことで心身がリラックスするので副交感神経が刺激され自律神経のバランスが整ってきます。
ウルトラ深呼吸のやり方
1.自分がウルトラマンになった気分で胸を張り腰に手を当て肩幅に立つ
2.足の指先は正面に向け、舌は上の歯の裏につける
3.8秒かけて鼻からゆっくりと息を吐く(声を出しながら)
4.4秒かけて鼻から息を吸う(おなかと胸を膨らませるように)
5.ここで4秒息を止める
これを1日に何回か行っていると自律神経のバランスも良くなってくるようです。
次第に気分も前向きになるのであなたもぜひチャレンジしてみてくださいね。
また、瞑想をすることによってストレスが軽減され自律神経が整うこともあります。
1日に2~3分の瞑想でも効果はあるようです。
そこでおすすめしたいのが、こちらのヨガマットです。
マットの上でストレッチやヨガをする前後に瞑想を取り入れてみませんか?
【Gruper Yoga mat 価格2,980円】
今回この記事を書くにあたって自殺した芸能人を調べてみたところ、うつ病を患っていた方がほとんどでした。
三浦春馬さんや竹内結子さんの自殺の原因は明らかにはされていませんが精神的に病んでいたことは間違いないようです。
どうか天国では、胸に抱えた辛いものから解放されていますようにご冥福をお祈りしたいと思います。
人は生きるために生まれてきたのです、また、死ぬことが約束されているのに生まれてきたとも言えます。
人は嫌でも何でもどうしても死ぬ時が訪れます。
それなら、せめてその日まで一生懸命に生き抜くことが立派な生き方ということになりそうです。
今、コロナの影響で苦しい立場に置かれている人もたくさんいるかとは思いますが、世界中が同じ状況であることは変わりません。
それなら少しでも良い方向に考えることがコロナとの上手な付き合い方になるのではないでしょうか。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたの心と身体の健康を心からお祈り申し上げます。