アルコール依存症を克服した60歳主婦の奇跡の備忘録

アルコール依存症、魔法の水が悪魔の水に変わるまで

 
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ド貧乏な家に生まれ、両親は離婚して更にド貧乏。やっと小金持ちの男と結婚できたと思ったらちょっとアウトローな男だった。 幼少期から、アル中になる素質、深い闇はあったのかもしれないけれど、結婚生活のさなか、キッチンドランカーから本格的なアル中に。子供3人育てながら毎日お酒、飲んでました…。あれからウン十年、今は全く飲んでいません。少しだけ幸せになれました。

アルコール依存症は飲酒のコントロールができない病気です。

今、アルコール依存症で苦しんでいる人は

「他には何もいらないから飲酒がコントロールできる薬が欲しい」

と願っているのではないでしょうか。

そう、それさえ手に入れば私の人生だって万々歳!

などと言っているうちはまだまだですな~(笑)

今日は、ちょっと角度を変えて

・お酒がどれほど素晴らしい魔法の水だったか

それが次第に

・どれほど恐ろしい悪魔の水に変わっていったか

について書いてみたいと思います。

ぜひ、ご覧くださいね!

お酒は魔法の水

お酒は20歳にならないと飲めないことになっていますが、皆さんも未成年で飲んだことありますよね。

こんな私ですが、お酒との出会いはやっぱり?18歳ぐらいでした。

でも、ほんのいたずら心で甘いカクテルを2,3回飲んでみただけ。

本当の飲酒原因はヤツだった!

そんな可愛い飲酒がヤツ(旦那)によって開発されてしまったのです。

旦那とのデートは主に飲酒がらみ。

本当に悪いヤツで、18歳の可愛い私にお酒を飲ませて手籠め(てごめ)にしたのです!

当時の私は実家が大嫌いでした。

貧乏で下品な家庭。

18歳の女の子が暮らすにはあまりに理不尽なおうち...だと思っていました。

だから、手籠めにされたとは言え、当時は!お金持ちだったヤツの経済力に負けてしまったのでしょう。

会えば飲酒で的確な判断もできないままズルズルとヤツとのぬかるみにハマってしまったようです。

お酒は美味しい魔法の水

本当にお酒が美味しいと思って飲んでいたのか分からないまま飲んでいました。

だって、お酒を飲めばつらいことがつらくなくなるから。

ヤツはいつも訳の分からない男だった。

そんな時にお酒を飲めば私を元気にしてくれたのです。

お酒は18歳の女の子を元気にしてくれる魔法の水。(良い子は真似しないでね)

お酒は人を魅力的に

そんなヤツでしたが、たまにはイカシタたことをしてくれたものです。

当時(40数年前)はディスコがまだ全盛期で私も友達とよく踊りに行っていました。

ある日の夜

ディスコも閉店近くなりチークタイムに。

お酒に酔った私とヤツはメリージェーンの曲でチークを気持ち良く踊っていました。

そして、どのような流れでそのようなことになったのか思い出せないのですが、チークダンスが終わると

私をお姫様抱っこしてくれたのです。

ディスコという大衆の面前で「この女は俺の女だ!手を出すなよ!」とは言いません(笑)でしたが、そう証明してくれたも同然。

な~んて勘違いしたのもお酒の力なんですね~、バカバカ!

なんだか、涙が...(笑)

お酒は食事の共

その頃は、夕飯といえば外食でヤツばかりでなく友達とのご飯も常にお酒がお供。

あ、ヤツはその頃同棲していた彼女とは別れて、そのあとがまに私が任命されたのでした!

まだまだお酒の本当の味は分かりませんでしたが、お酒を飲むと食が進み美味しく感じられましたね。

いいお酒の飲み方だったな~。

まだ、若く飲酒欲より食欲の方が勝っていたというのもありますよね。

地酒の美味しさ

なんだかんだ、ズルズルしながらも私というセックス付きの家政婦を妻という座に納めたのが旦那が30歳、私はまだ19歳でした。

が...結婚後すぐに転勤となってしまうのです。

転勤先は静岡、長野、富山、仙台、東京など結構あちらこちら飛ばされましたね。

社長といっても、その管轄地区内のトップであり会社全体の社長ということではないらしく、私にもその辺の事情は分かるけど説明できません(笑)

転勤のメリット

本当は、社内恋愛は御法度だったため飛ばされたのです。

私とヤツの出会いは社内恋愛。

御法度である社内恋愛どころか結婚までしてしまったので転勤させられてしまったみたいですね。(どこか他人ごと)

でも、そんなことでへこたれるヤツではありません。

あれ、何だかヤツを褒めてしまったみたい?

へこたれるわけありません、だってヤツはチョースーパーウルトラプラス思考ですからね。

何て言っても地方には地方の美味しい料理、美味しいお酒がありますから!

これが、転勤の大きなメリット!

日本酒は美味しいけど

私がお酒を飲み始めたころはまだ、焼酎はポピュラーではありませんでした。

従って私が飲んでいたのはビールやウイスキー、たまにブランデーかな。

で、やっぱり昔は発泡酒なんてのもなかったので純粋な?ビール。

酒代かかったけど、ほら、スポンサーがいたから(笑)

でも、日本酒は飲めませんでした。

ところが、富山で美味しいお刺身をいただきながら美味しい日本酒を飲むことを覚えてしまったのです。

当時、美味しいと思ったのが「剣菱」。

富山の地酒では「立山」ですね。

でも、やっぱりいくら美味しくても日本酒はやばい、二日酔いを覚えたのも日本酒でしたね。

お酒が友達

よくアル中さん達が言いますよね。

「俺には(私には)酒しかないんだ、酒が唯一の友達なんだ」と。

転勤後の私には本当にお酒しかありませんでした。

あの頃、なぜ、外に出て働く、アルバイトでもパートでもするという選択をしなかったのでしょう。

当然、子供もいない私が公園でママ友をつくるということも不可能。

でも、まだ昼間から飲むことはありませんでしたね。

夜は、いつ帰ってくるか分からない旦那だけをひたすらお酒と共に待ち続ける私。

ここで、グッと飲酒量が増えたことは間違いありません。

そして、この頃から美味しい魔法の水が次第に悪魔の水に変わっていくのです。

そうなる前に

断酒すると、それまでの糖分がなくなるせいか皆さん甘いものが欲しくなると言います。

そうなると、むやみやらとアンパンやアイスクリームなどを食べてしまいますが身体によくないことも。

カカオ70%以上のチョコレートなら身体に悪いどころかそれまでお酒で壊していた身体をアンチエイジングしてくれます。

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魔法の水が悪魔の水に

アルコール依存症になってしまったら、いくら美味しい魔法の水でもいつかは恐ろしい悪魔の水に変わってしまいます。

そうなる前に、ご自分のアルコール問題に目を向けてみませんか!

私も、転勤などで私の飲酒を知る人が旦那しかいなかったことで、自分のお酒の問題に気がつきませんでした。

旦那は私のことなど、私の飲酒問題など気づくわけがないのです。

私が気づいたのはもうすでに糖尿病になってから。

アルコール依存症も糖尿病も完治はありません。

私が治療していたクリニック

私が自分でおかしいと思い始めたのは38歳ぐらいの時です。

でも、まさか自分が「アルコール依存症」だなんて思ってもみませんでした。

というか、「アルコール依存症」などという言葉すら知りませんでした。

一般的には「アル中」でしたよね。

それから、何度も急性膵炎を発症し肝臓の数値ガンマGTPが15,000!

やがては、糖尿病。

そんなバカなことを繰り返し10数年後にやっとたどり着けたのが下記のクリニックになります。

医療法人 秀山会 白峰クリニック

こちらの記事でインタビューを受けている山崎院長もスタッフの斎藤さんも、アルコール依存症患者の身になって一緒に取り組んでくれます。

私は卒業まで通うことはできませんでしたが、断酒について様々なことが学べたクリニックだったことは間違いありません。

それまでにも、通ったクリニックはありましたがこちらのクリニックは温かいです。

詳しくは下の記事を参考にしてくださいね!

アルコール依存症になったら病院へ?内科?精神科?

アルコール依存症の治療、グループミーティング

この辺りの記事を読んでいただければ幸いです。

現在は多少変わっているかもしれませんが基本的なことは変わっていないと思います。

もし、お近くの方で治療してみたいなと思う方はお電話で相談だけでもしてみてくださいね。

オンライン?AA

オンラインと言えるかどうかは別として

Twitterでもアルコール依存症の人や断酒中、あるいは断酒を目指している人がツイートでつながっています。

ちなみに私のアカウントは

バービー@元アル中

皆さんも、ツイートでつらさや生きづらさを吐き出してみましょう。

そして、いつか飲酒がコントロールできる薬が発明されることを心から祈りましょう、アーメン(笑)

今日も最後までお付き合いくださりありがとうございました。

また、次回も何かお役に立てる記事をご紹介できるように頑張りますね!

 

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ド貧乏な家に生まれ、両親は離婚して更にド貧乏。やっと小金持ちの男と結婚できたと思ったらちょっとアウトローな男だった。 幼少期から、アル中になる素質、深い闇はあったのかもしれないけれど、結婚生活のさなか、キッチンドランカーから本格的なアル中に。子供3人育てながら毎日お酒、飲んでました…。あれからウン十年、今は全く飲んでいません。少しだけ幸せになれました。

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