アル中と併発してた私のうつ病の症状6つ
体が鉛のように重くて何もできない、ただただ死にたい。
私がうつ病で感じた症状です。
Twitterを見ると、うつで苦しんでいる人がたくさんいます。
それでもまだ、Twitterに投稿できる人はましなのかもしれません。
何もできず一日中布団の中で過ごす人もいるでしょう。
うつ病って一言で簡単に説明できない病気ですが、世間ではまだまだ誤解の多い病だということはいえるようです。
今日はアル中の私がうつ病を併発したときの症状や治った経緯をお話しています。
少しでもうつ病の方にお役に立てれば幸いです。
目次
アル中とうつ病の合併率
よく思っていたのが、アル中だからうつ病になったのか、それともうつ病だからアル中になってしまったのかということ。
アルコール依存症の人の多くがうつ病を合併していますよね。
皆さん、いったいどっちが先だったのでしょう。
アル中が先?うつが先?
今だからいえます。
私の場合はアルコール依存症が先だと。
だって、断酒してからうつの症状は出ていないんですもの。
むしろ、断酒してからは躁の状態かな(笑)
アルコール依存症とうつ病の関係は深く、アルコールが先かうつが先かいくつかのパターンがあるようです。
うつ病の症状の1つである希死念慮で、自殺した人の3分の1の割合で直前に飲酒しているのだとか。
ちょっと見えにくいかもしれませんが、この表によるとうつ病の人はアルコール依存症を合併することが多いということがわかりますよね。
では、アルコール依存症の人がうつ病を合併するのはどれくらいなんでしょう。
これは明確にしたデータが見つからないのですが、アメリカにおける調査ではアルコール依存症の人は調査する1年前でもうつ病になった人が27.9%もいて
依存症ではない人と比較するとうつ病になるリスクは3.9倍、躁鬱になる人は1.9倍もいたということです。
やっぱり、アル中の人はうつを合併しやすいことがわかりますね。
アル中がうつ病を合併する理由
私も最初は明るいお酒でした。
食べ物もちゃんと食べたし、歌もうたったりして楽しいお酒だったんですよ。
それがなぜ、暗いお酒に変わってしまったのでしょう。
やっぱり、つらいことがあったからかな。
つらさをお酒で紛らわそうとしてましたね。
なんせ、うちの旦那ときたらアウトローすぎて正常な私のキャパを超えてしまんですよ。
もう、浮気なんて男なら当たり前、浮気は男の甲斐性だ!という時代の人でしたからね~。
新婚だっていうのに平気で浮気してましたっけ。
そして、長くつらい夜を1人で過ごすことが多くなりどんどん飲酒量が増えていってしまった。
まぁ、歳をとってからは「あんたなんか熨斗(のし)つけてくれてやるわ!」でしたけど、どなたからもオファーありませんでした。
アル中と併発してた私のうつ病の症状6つ
私の場合、おそらくアルコール依存症になったからうつ病を合併したことはお伝えしましたが
アル中の私がうつ病を併発することでどんな症状があったのでしょう。
気分が思いっきり下がる
楽しく飲んでいたはずのお酒がいつの間にか暗いお酒に。
でも、楽しかったことを覚えている脳が「また飲めば楽しくなるよ、たくさん飲めば飲むほど楽しくなるはずだよ」と指令します(笑)
だから私は「そうねきっと、お酒を飲めば楽しくなるに決まってるじゃん」とばかりにお酒を飲むのですが...しだいに
ズトン!!と気分が落ち込むのでした。
あ~、だからいつまでも飲み終わらなかったんだ(笑)
そして、ぶっ倒れるまで飲んで翌日の明け方お酒が切れて補給。
もう、楽しいなんて一瞬、すぐに落ち込むのですぐに補給しないと間に合わない。
でも、これでは体力がついていきません、ほとんど何も食べずに飲んでいるのですから...。
体が鉛のように重い
今から思えばきっと、肝臓がよっぽど悲鳴をあげていたのでしょう。
その時の表現としては体が重いでしたが肝臓が悪くて怠かったのでしょうね。
このブログで何度も自慢?しましたが肝臓のγ-GTPの数値が15,000だの何千だのってしょっちゅうでしたからね。
体が重いとか怠いの域を超えて、命がけで飲んでいたわけです。
人と会いたくない
人と会うのが面倒でもありましたが、人と会うのが怖くもありました。
だって、いつもお酒を飲んでいるんですもの会えば当然、酒臭いしフラフラもしてる。
でも、一応主婦であり三児の母でもあったので買い物にも行かなくてはなりません。
しかししかし、外に出るには勇気がいります。
だから酔った自分にさらにお酒を与えて恥ずかしさを紛らわさなくてはならなかったのです。
あまりにも外に出るのが嫌で宅配サービスの生協を頼んだこともありましたが、玄関先でピンポンとなっても出れないので
「玄関の前に置いて行ってください」と頼んでどうにか家の中に入れたもののそのまま食材を放置してしまい腐らせることも何度かありました。
希死念慮
そりゃもう、死にたくもなりますよね。
脳は何も考えられず、体は重怠い。
お酒を飲む以外、何もできないのですもの。
子どもの前だというのに常に「死にたい、死にたい」と口に出していたようです。
親がこんな状態で子どもたちはどんな思いをしていたかと思うと...
実際、自殺未遂まで起こしてしまいました。
でも、その時は本当に死のうと思ったのではなく、私は好きでお酒を飲んでいるわけじゃないんだよ
苦しいいんだよ、死にたいほど苦しいんだよ、お願いだからわかってほしい
そう思いながらの自殺未遂でしたが、いくら家族とて私の思いが伝わるはずがありません。
家族にしてみれば、「好きでお酒飲んで何が死にたいだよ」ですよね。
何をしても楽しくない虚しい
これも、どっちが先なのか何をしても楽しくないから虚しいのか、虚しいから楽しくないのか。
心にぽっかりと開いてしまった穴。
それをまた埋める役割がお酒でした。
その時は、それが悪循環になるなんて知りもしないでお酒で埋められると信じていたのです。
結局、お酒をあおるように飲んでも虚しさを埋めることはできませんでした。
突然の躁が襲ってくる
そんな暗い気持ちのうつを抱え、少しずつですが断酒していると突然、躁うつの躁が私を襲ってきたのです。
それまでに出会ったことのないような明るい気持ちが訪れ、テンションが妙に高くなります。
なんか、楽しいことがいくつも私の脳を占めていました。
本当に毎日ルンルンで、外出も嬉しいから買い物もしまくり。
やたら、人に何かプレゼントして喜んでもらいたいとお金もずいぶん使いましたね~。
でも、躁になっている私を家族は誰も不振に思わなかったようです。
きっと、本来の私は躁のときのように明るくハイテンションだったのでしょうね。
そうはいえ、躁状態は長く続くわけではありません。
また、体が重怠くつらいうつが日常となるのです。
なぜ、うつ病が治ったの?
繰り返しますが、私の場合、アルコール依存症でうつ病を併発しました。
それが今では、うつ病のうもないくらい明るく毎日を過ごすことができているのです。
断酒でうつ病も克服
思えば、うつが苦しかったのはお酒がひどくなってからです。
うつ病でクリニックにも通っていましたが、自分がひどい酒飲みであることは隠していました。
だもの、いくらお薬をもらって飲んでても効くはずありません。
それが、断酒が落ち着くとともに段々とつらいうつの症状も現れなくなったのです。
変な躁の状態に陥ることもありません。
つまり、アルコール依存症で併発したうつ病は断酒で治る可能性が高いということです。
そういう意味では、最初からうつ病でアルコール依存症を合併してしまった人のほうがつらいかもしれないですね。
どちらにせよ、つらい気持ちをお酒で紛らわせる方法は悪循環の繰り返しになります。
断酒して冷静に自分の気持ちと向き合い、自分の場合はうつ病が先なのかアル中が先なのかを見極めてみてください。
もし、あなたのうつ病がアルコール依存症で併発したのなら断酒で治るかもしれませんよ!
断酒の方法は下の記事を参考にしてくださいね▼
今日も最後までお読みくださりありがとうございました。
皆さまの精神と身体の健康を心よりお祈り申し上げます。
webライターもやっています。