アルコール依存症を克服した60歳主婦の奇跡の備忘録

アルコール依存症の共依存から抜け出す方法

 
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ド貧乏な家に生まれ、両親は離婚して更にド貧乏。やっと小金持ちの男と結婚できたと思ったらちょっとアウトローな男だった。 幼少期から、アル中になる素質、深い闇はあったのかもしれないけれど、結婚生活のさなか、キッチンドランカーから本格的なアル中に。子供3人育てながら毎日お酒、飲んでました…。あれからウン十年、今は全く飲んでいません。少しだけ幸せになれました。

皆さん、こんにちは!

アルコール依存症のバービーです。

いきなりですが、皆さんは共依存という言葉をご存知ですか?

私はアルコール依存症本人でもありますが、誰かや何かに依存してしまうタイプのようで共依存症本人でもあるようです。

こう簡単に「共依存、共依存」と言っていますが、共依存っていったいどんな依存なのでしょう。

今日は、共依存から抜け出す方法を考えてみました。

ぜひ、ご覧くださいね♪

共依存とは

私がアルコール専門クリニックに通っているときに、共依存の勉強をしたことがあります。

頭の悪い私に残った記憶では、たとえば、アルコール依存症の人にお酒をやめさせる手助けをするのではなく

お酒を飲んでしまう手助けをしてしまう人、のように認識していました。

本当にそうなのでしょうか。

依存とは

そもそも依存とはどんなことなのでしょう。

簡単に言ってしまうと、○○がないと生きていけなくなるほど執着しているもの、ことなのではないでしょうか。

そして私たちの場合の○○はお酒だったわけですが。

それが人によってはギャンブルや薬物、ゲームやSNSだったりするわけです。

これらが「やめたいのにやめられない」「その○○がないと生きていけない」と思うほどの状態になってしまう

これが依存するということではないでしょうか。

ちなみに、うちの10歳のマゴマゴもゲームやYouTube依存症です。

そしてこのように、同じ依存でも私たちのようなお酒に依存したり薬物に依存したりと何か物に依存する人

そのプロセス、例えばパチンコや競馬などのギャンブル、ゲームや買い物などの行為に依存する人がいます。

どちらにも言えることは、いつもいつもそのことで頭がいっぱい、「やめたいのにやめられない」となってしまうことです。

依存して何が悪いの?

この依存を良く表現すれば、「○○をとっても好きだ」ってことですよね。

「○○を特別好きななんだから別にいいじゃん!」

ところがそうはいかないのが依存症の悲しいところ...。

人に迷惑をかけてしまうほど好きなんですもの。

マゴマゴのゲームやYouTube依存がどんなにバァバである私に迷惑をかけてるかって...。

てか、お前に言われたくないよって^_^;

私もどんなに家族に迷惑をかけてきたことか...。

でも、マゴマゴはまだ幼いのでこの迷惑が良く分かっていないでしょう。

きっと「俺が俺のゲーム機でゲーム好きなだけやって何が悪い!」と思っているのでしょうね。

ご飯だって腹八分目と言われるくらいなんですから、何でも程々にしないと身体を壊したり、身体を壊したり、身体を壊したり...しつこい!

お金を使い過ぎたり、生活が不規則になったりしてしまうのです。

結局は誰かに迷惑をかけてしまうし、自分のためにならないのですよね。

それなのに、バァバは...

共依存してしまう心理

それなのに、バァバはマゴマゴが不憫だからとついつい、ゲームやYouTubeを許してしまうのです。

てか、ゲームやYouTubeをやらせておけば手がかからないですからね(-_-;)

これは本当の愛ではない!と分かっているのですが...面倒い。

共依存とは、元々がアルコール依存症者の妻たちのために作られて言語のようです。

まぁ、うちの場合はアルコール依存症者は私なので夫が共依存者ということになりますが。

その妻たちはアルコール依存症の夫のために日々、尻拭いをして謝って歩いたり、夫を叱ったり

あるいは、お酒を飲まないように見張ったりするのです。

つまり、1日中夫の飲酒のことに振り回されて自分を振り返らないのです。

そうなると、アルコール依存症者である夫は益々つけあがって自分のことに責任を持たなくなってしまうのでしょう。

もう、悪循環です。

妻は、ほとほと疲れて絶望的になるでしょう。

それなのに、夫を突き放すことができない

これが共依存者の心理ではないでしょうか。

共依存から抜け出す方法

依存にしたって、共依存にしたって好きでやっていること。

とは言え、他人に迷惑をかけたり自分自身を苦しめてしまうから困ってしまうのです。

共依存から抜け出す方法はないのでしょうか。

放っておけばいい?

1度こんなことがありました。

私がまだ飲酒中でアルコール専門クリニックに通っていた頃のお話です。

その頃、私は※シアナマイドを処方されていました。

毎朝、旦那の前でシアナマイドを口に入れて飲み込むまでを見せるのです。

でもあの日の私は、お酒が飲みたくて飲みたくて、どうしてもシアナマイドを飲みたくなかったのです。

旦那といえば、あんまり細かいことは苦手なので私がシアナマイドを飲むのも適当に見ていたと思ったのですが...

私はシアナマイドを水に詰め替えるというミッションに成功しました。

そして

私「今日の分のシアナマイドを飲むからね」と飲みこむ。

旦那「なんかおかしいな、どれ、その薬を見せてみろ」

私 目が点

旦那、シアナマイドの瓶を手にして飲む。

「うむ?これ水じゃないか!」

私「え?違うよシアナマイドだよ!」

シアナマイドは無味無臭なのでバレないと思ったのですが...^_^;

いつも温厚な?旦那が怒り、私の手を取り車に乗せて出かけて行ったのは言うまでもありません。

私が通っていたクリニックです。

そして担当医である院長に

「うちの女房が薬に水を入れ替えて飲んでいたんですよ!」

と文句を言っています。

うちの旦那は一見強面で普通の人は旦那がいるだけでビビります、いやビビりました。

ですが、さすが精神科の医者です、ビクリともせず

「しょうがないんですよ~、放っておけばいいんですよ~そういう病気なんですから~」

と吞気に仰っていました、ハハハ。

そのとき旦那は「ハ!」と我に返ったようです。

「そうなんだ、この問題は俺の問題じゃない、放っておけばいいんだ」と。

※シアナマイド:アルコール依存症者に処方される薬品で、シアナマイドを服用してお酒を飲むとひどい二日酔いのような症状を起こす抗酒剤

介入しない

それまでの旦那はいくら無関心な人間でもさすがに私の飲酒問題には目を背けることができず

私の飲酒をやめさせようと努力していました。

時には暴力もありましたし、旦那が朝からいない日は手足を縛られてお酒を飲めないようにすることもありました。

また、私がお酒を隠しても隠しても見つけだしました。

説教もされたし、尻拭いもしていたのです。

そう、うちのアウトローな旦那も私に対して共依存者だったのですね。

ところがあのシアナマイド事件以来、私のお酒の問題に介入しなくなったのです。

院長の「放っておけばいいんですよ~、そういう病気なんですから~」が利いたようです。

そして何より驚いたのが

その頃から徐々に私の飲酒も...

治まったような気がする~(笑)

自分をしっかり持つこと

そんなこと言っても、自分のパートナーや子ども、兄弟などが何かに依存していたら気になるし

やめさせたいし、何とか立ち直ってもらいたいというのが当たり前ですよね。

共依存してしまうタイプなどというのもありますが、誰でも当てはまってしまいそうです。

特に、自己主張が苦手で自分がない人に多いような気がします。

依存症者を助けたい気持ちは良いとしても自分のことを忘れてはいけません。

まずは、自分が共依存になっていないか気づくこと。

そして、あなたはあなたであって依存症者ではないこと。

犠牲になることは良いことではありません。

自分をしっかり持って、依存症者を客観的に見るようにしましょう。

自分をしっかりと持つことが共依存から抜け出す方法だと実感しています。(なぜ、私が(笑))

バービーのプチ情報

ここで皆さんの毎日に役立つ情報をご紹介したいと思います。

ついつい共依存してしまい、後からつらい思いをすることもあるのではないでしょうか。

いわばストレスです。

そのストレスを消し去ってくれるホルモンがコルチゾール。

ストレスは日中に襲ってくることが多いため、起床後に大量に分泌されるようです。

コルチゾールは、ストレスに対抗して脳機能低下や血糖値機能低下を防ぎ炎症やアレルギーを抑える働きをしてくれます。

ですが、過度なストレスが加わるとコルチゾールの分泌量も増え免疫力を抑制する働きもあるので気をつけたいものです。

知らず知らずのうちの共依存で過度なストレスを抱えてしまうと、本当にあなたまでわけの分からない疾患にかかってしまうリスクも出てきます。

そしたら共依存ではなく共倒れになってしまうので、過度なストレスを感じたら今の自分を見つめ直してみましょうね。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

皆さまの心と身体の健康を心からお祈り申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ド貧乏な家に生まれ、両親は離婚して更にド貧乏。やっと小金持ちの男と結婚できたと思ったらちょっとアウトローな男だった。 幼少期から、アル中になる素質、深い闇はあったのかもしれないけれど、結婚生活のさなか、キッチンドランカーから本格的なアル中に。子供3人育てながら毎日お酒、飲んでました…。あれからウン十年、今は全く飲んでいません。少しだけ幸せになれました。

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